インデックス投資するなら銀行ではなく「ネット証券」一択
積立投資を始める際に「とりあえず証券会社や銀行の窓口で相談しよう」と考える人も少なくないだろうが、それはやめておこう。なぜなら、証券会社や銀行の窓口で購入する投資信託には「手数料」が上乗せされているからだ。一方、多くのネット証券では買付手数料を無料としているので、投資効率を高められる。
たとえば、月10万円の積立投資を30年間続け、運用利回り4%で分配金を再投資したときの資産額を比べてみよう。手数料無料なら約6850万円、手数料が3.3%なら約6630万円となる。たった3.3%の違いだが、最終的な資産額が「220万円」も変わるのだ。
本記事で紹介しているSBI証券と楽天証券は、買付手数料をかけずに投資信託を購入できる。証券会社や銀行の窓口予約をしてしまった人は、今すぐキャンセルしておこう。
SBI証券と楽天証券のどちらでもOK
積立投資を始める証券会社を選ぶときに、SBI証券と楽天証券のどちらにするべきか悩む人もいるが、結論、どちらでもいい。
SBI証券と楽天証券は、オルカンはもちろん、S&P500や全米株式も取り扱っている。クレカ積立(投資信託の定期購入をクレジットカードで決済できるサービス)やポイント投資(投資信託をポイントで購入できるサービス)にも対応しているので、大きな差が見られない。
どうしても決められない人は、投資資金を預けている銀行と連携している証券会社を選ぼう。SBI証券なら住信SBIネット銀行で、楽天証券は楽天銀行だ。預金口座のお金で投資信託が購入できる「ハイブリッド預金(SBI証券)」や、「マネーブリッジ(楽天証券)」を使えば、銀行口座から証券口座に入金する手間がかからない。僕みたいな面倒くさがり屋にぴったりの方法だ。
※本記事に掲載の情報の多くは2023年9~11月時点のものをまとめております。掲載内容と変更になっている場合もありますので、予めご了承ください。
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著=マサニー/『ズボラな人でもお金が増える 漫画インデックス投資一択で億り人』