資産1億円はどうやって達成するの? 目標を数値化して、実績に合わせた計画を立てよう/漫画インデックス投資一択で億り人(1)
『ズボラな人でもお金が増える 漫画インデックス投資一択で億り人』 7回【全8回】
新NISA制度が始まり、お金のことを色々考え始めた人も少なくないかもしれません。でも投資ってよく分からないし、調べても難しくて何が何やら…! そんなときに参考にしたいのが、資産35億円の元サラリーマン・マサニーさんの財テクです。
「貯金ゼロ・投資ど素人でも1億円の資産は持てる!」と語るマサニーさんの、お金を賢く貯める・増やすテクニックをご紹介します。
※本記事はマサニー著の書籍『ズボラな人でもお金が増える 漫画インデックス投資一択で億り人』から一部抜粋・編集しました。
子どもには「お金」ではなく「お金の知識」をのこせ
「35億円という莫大な資産を子どもにのこすのか」といった質問をよく受けるが、僕は必要最低限だけのこしたら、余った分は寄付する予定。これは、子どものことを大切に思っていないからではなく、大切に思っているからこその選択だ。
子どもに資産をのこさないことに違和感を覚えたあなたに質問がある。
もし突然35億円の資産が手に入ったら何に使う?
多くの人は、スポーツカーを買ったり大豪邸を建てたり……というようなことを想像すると思う。ただ、そんな使い方をしていると、数年後には破産するだろう。これまでに扱ったことがない金額を手にすると、それが原因で人生がおかしくなってしまうことになりかねない。そんな苦しい思いを子どもにさせたくないら、莫大な資産はのこさないつもりでいる。
僕は、親として子どもにのこすべきなのは「お金」ではなく「知識」だと思っている。なぜなら、お金は使ってしまえばなくなってしまうが、次のような知識を身につけておけば一生使い続けられるからだ。
・億り人になるまでに必要な積立金額と期間を決める「数値化する力」
・家計簿の作り方や節約テクニックといった「入金力」
・効率的な資産運用をするための「投資力」
・将来の不安を和らげるための「計画力」
まずは自分が実践してみて、その体験でアレンジした知識を子どもに伝えられれば、より豊かな人生をプレゼントできるだろう。
子どものために子どもに贅沢をさせない
会社員時代は意識する必要はなかったが、資産35億円のニートになってから気をつけていることがある。それは、「子どもに贅沢をさせないこと」だ。
親の「贅沢」が子どもの「基準」になる
「自分だけ贅沢をするなんてズルい」と思う人もいるだろうが、これは子どものためでもある。なぜなら、親が子どもに贅沢な暮らしをさせると、子どもの生活レベルの基準が引き上がってしまうからだ。子どもが親元から離れ、自分で稼いだお金で生活していくときは、当然、親と同じような生活はできない。仮に、親が子どもに贅沢な生活をさせていると、独り立ちしたときに「思っていた生活ができない」というストレスを感じてしまうかもしれない。子どもがそんな悩みをもたないように、僕は贅沢をさせないと決めている。
具体的には、子どもと旅行するときの新幹線は自由席、飛行機はエコノミー席、宿泊先も高級ホテルを使わないようにしている。当然、食事も高級店ではなくチェーン店を選んでいる。そんなことをして子どもから文句を言われないかというと、否定的な意見を言われたことはない。なぜかというと、これまでに贅沢をさせていないので、比較対象がないからだ。
「子どものために何もしてあげられないじゃないか」と思ったあなた。もう少し話を聞いて。移動手段や宿泊施設、食事といった日常生活に関わる部分は贅沢をしないようにしているが、非日常が楽しめる「体験」にはしっかりとお金を使っている。たとえば、ハワイ旅行ではセスナ機を運転したり、イルカと遊んだりすることを楽しんだ。これらの体験は、旅行という非日常のなかにあるので、日常生活に戻ったときに同じような体験を求めることはない。だから、生活レベルが上がることもないはずだ。
子どもとかけがえのない時間を共有するのに贅沢は必要ない。お金を使わなくても、楽しいことなんていくらでもあるから。
※本記事に掲載の情報の多くは2023年9~11月時点のものをまとめております。掲載内容と変更になっている場合もありますので、予めご了承ください。
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著=マサニー/『ズボラな人でもお金が増える 漫画インデックス投資一択で億り人』