【新NISA】「つみたて投資枠」「成長投資枠」それぞれの違いを知ろう/新NISA完全対応(7)

新NISAには「つみたて投資枠」「成長投資枠」という2種類の枠がある

老後2000万円問題も怖くない!新NISAがお金の不安を解決するってホント?!
『【新NISA完全対応】 9割ほったらかし「超」積立投資 定額インデックスと年1回トレードで年間利益200万円を稼ぐ!』7話【全9話】


「新NISA」は日本人の希望!? 今、はじめるべき理由とは?

日々の生活費に加え、住居ローンの返済金や教育費も必要なのに、物価は上がる一方だし、お給料は増えない。老後の資金も心配だしどうしたらいいの~!? お金の悩みに頭を抱える方へ「新NISAは見過すべきでない希望の制度」とおすすめするのが、投資家であり、これまで延べ15万人以上が受講した「投資の学校」創業者の高橋慶行さんです。
2024年に制度が改正され、話題の「新NISA」。興味はあるけどよくわからないという方に、制度の解説やはじめるべき理由、活用ポイントをご紹介します!

●本記事の多くは、執筆時2023年5月~11月現在の情報を基に作成しています。執筆後、金融に関連する法律、制度が改正、または各社のサービス内容が変更される可能性がありますのであらかじめご了承ください
●本記事は株式投資情報の提供も行っていますが、特定の銘柄の購入を推奨するもの、 またその有用性を保証するものではありません。 個々の金融サービス、またはその金融商品の詳細については各金融機関にお問い合わせください。
● 株式投資には一定のリスクが伴います。売買によって生まれた利益・損失について、執筆者ならびに出版社は一切責任を負いません。ご自身の責任と判断のもとで行うようにお願い致します。

著者:高橋慶行
投資家。トレーダー。実業家。宮城県仙台市出身。教師一家の長男として生まれ、幼少時代から教育に関わる仕事で世の中に貢献したいと思うようになる。成蹊大学経済学部卒業後、26歳で独立起業し、複数の会社を経営。投資での失敗を機に2013年に「投資の学校」を創業。「投資をする一般の人たちの立場に立って、世界基準の本物の投資教育を正しく学べる場所」を提供し、これまでに延べ15万人が受講。

※本記事は高橋慶行著の書籍『【新NISA完全対応】 9割ほったらかし「超」積立投資 定額インデックスと年1回トレードで年間利益200万円を稼ぐ!』から一部抜粋・編集しました。


「つみたて投資枠」「成長投資枠」それぞれの違いを知ろう

「つみたて投資枠」と「成長投資枠」それぞれの特徴を押さえよう

新NISAには「つみたて投資枠」「成長投資枠」という2種類の枠があります。これらは併用可能で、それぞれ特徴が異なります。

「つみたて投資枠」は、長期での積立投資に適しています。年間投資枠は年間120万円まで投資可能なので、最大で月々10万円までを積立投資に回すことができます。

仮に年利3%の運用で、月10万円を30年運用すると最終的な積立金額は約6000万円になりますが、これを非課税で受け取れるとしたら、とても大きなことだと思いませんか?

「成長投資枠」は、投資信託はもちろん、個別株やETF、REITの購入も可能で、新NISAで個別株投資をしたい場合は、成長投資枠を利用することになります。

成長投資枠の年間投資上限は240万円なので、年間240万円までの個別株投資などから生み出された利益を非課税で受け取ることができるということです。

「つみたて投資枠」と「成長投資枠」では投資商品が異なる

投資可能な上限金額が異なることに加え「つみたて投資枠」と「成長投資枠」では投資できる商品が異なる点も重要です。

例えば、「つみたて投資枠」は、信託報酬や販売手数料などにおいて金融庁が定める要件を満たす投資信託や上場投資信託(ETF)に限定されています。

一方、「成長投資枠」の投資対象商品は「つみたて投資枠」に比べて多く、上場している個別株(日本株、米国株など)なども認められており、リスクが高い商品にも投資ができるのが特徴です。

この2つを上手に使い分けることが、新NISAで利益を最大化させる大きなポイントと言えるでしょう。

「つみたて投資枠」はプロに任せる投資信託が中心

「つみたて投資枠」で投資可能なのは、一定の条件を満たした投資信託とETFです。個別株には投資できません

投資信託とはプロに運用を任せるタイプの投資商品です。全世界株に分散投資するタイプや米国S&P500に分散投資するインデックスファンドなどが人気です。あなたが銘柄を選定することなく「1銘柄で市場全体に分散投資」をすることもできます

また、全ての投資信託を購入できるわけでもありません。金融庁の基準を満たした投資信託に限定されています。

「成長投資枠」は投資の選択肢が各段に増える

一方の「成長投資枠」は、個別株や投資信託、国内と海外のETF、REITなどの購入が可能です。

なお、成長投資枠でもつみたて投資枠の対象商品は購入可能です。つまり、つみたて投資枠で年120万円の投資信託を購入し、さらに成長投資枠で年240万円の投資信託を購入するという方法も可能です。

ただし、成長投資枠も全ての商品を購入できるわけでもありません。

デリバティブ(金融派生商品)と呼ばれる上級者向けの投資商品などは購入不可能です。ネット証券の購入画面には「新NISA対応銘柄」がわかるように記載があることが多いので、新NISAに対応していない商品を誤って購入するケースは多くないと思いますが、心配であれば証券会社のサポートセンターなどに電話相談するのも1つの選択肢だと思います。

なお、つみたて投資枠はその名の通り、購入方法は積立のみです。スポット購入はできません。

一方の成長投資枠はスポット購入ができ、長期保有や定期的な追加投資(積立投資)も可能です。

やり方によっては、つみたて投資枠と成長投資枠の両方で積立投資をすることができます。この点は覚えておいた方が取引の幅が広がります。

▼新NISAにはつみたて投資枠と成長投資枠がある

つみたて投資枠と成長投資枠


【つみたて投資枠と成長投資枠の違い】
・年間投資上限はつみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円
・成長投資枠は非課税保有限度額の1800万円のうち1200万円まで
・つみたて投資枠は一定の投資信託、成長投資枠は上場株式、投資信託などが対象
・つみたて投資枠は積立投資のみ、成長投資枠は積立投資もスポット購入も可能

著=高橋慶行/『【新NISA完全対応】 9割ほったらかし「超」積立投資 定額インデックスと年1回トレードで年間利益200万円を稼ぐ!』

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