「変な家」主演の間宮祥太朗さんインタビュー「僕が自由に間取りを考えるとしたら…」

#くらし   

人気俳優の間宮祥太朗さんが3月13日公開の映画「変な家」で佐藤二朗さんとダブル主演! 同名の書籍を映画化した本作について語ってもらいました。

※本記事は3月13日発売の「ウォーカームック マイホームLOVEWalker 2024 家を買うとき最初に読む本」(角川アスキー総合研究所)の一部を抜粋、再編集したものです。

「変な家」主演の間宮祥太朗さんインタビュー

オカルト専門の動画クリエイター・雨宮(間宮祥太朗)が、とある一軒家の間取りが“変”だと相談されるところから予想外の事態に巻き込まれる映画「変な家」。本作の原案である、白い仮面をかぶった謎の人物・雨穴によるYouTubeの動画を間宮さんは以前から見ていたと話す。

「マネジャーから『面白い動画がある』と言われて見たら、一気に引き込まれました。“間取り”という多くの人にとって馴染みのあるものにどこか違和感を抱いたり、一度気になりだすと止まらなくなるような着眼点がすごいなと。雨穴さんの語り口も視聴者の方々の想像が“わーっ”と広がっていく感じで、楽しませてもらっていましたね。そんな動画が原案の映画ができると聞いたときは、“間取り”という身近な入口から、見たこともない世界に飲み込まれていくような作品になるんじゃないかと期待が膨らみました」

間宮さんが演じる雨宮は、“雨男”の名で日々動画を配信。雨穴をモデルにしつつ、また異なるキャラクター設定になっているのだという。

間宮さんが演じる雨宮は、“雨男”の名で日々動画を配信。雨穴をモデルにしつつ、また異なるキャラクター設定になっているのだという。

「雨宮は動画クリエイターとして過去に何本か動画がバズったけど今はパッとせず、マネジャーに急かされながら惰性で活動をしているような男。冒頭は特に、その日その日をただ消費しているような生気のない感じを意識しました。いろんな作品に出てくる動画クリエイターの役ってわりとハイテンションなイメージですが、雨宮はロー。撮影も編集もルーティンでこなしている感じで演じました。ただ、中盤以降は雨宮がどんどん変化して“変な家”の謎にのめり込んでいく。本人は多分無意識だけど、低迷する自分のチャンネルの起爆剤になれば…という思いと、人間として成長したい、変わりたいという気持ちがそこにあったんじゃないかと思います」

ミステリー愛好家で一風変わった設計士・栗原(佐藤二朗)と雨宮の凸凹バディにも注目だ。

「現場では二朗さんの湯水のごとく溢れ出るアイデアにワクワクしていました。2人でいろんなディスカッションや相談をして、合ってなさそうに見えるけどすごく合っているっていう“変”なバディを目指そうと。そういった共通認識がずっとありました」

ミステリー愛好家で一風変わった設計士・栗原(佐藤二朗)と雨宮の凸凹バディにも注目だ。

本格的な住宅セットやその細かい美術も目を見張る本作。撮影中、驚いたことも多かったそう。

「最初に出てくる一軒家は2階の子ども部屋がすごく作り込まれていて、思わず“わっ!”ってなるような雰囲気が漂っていました。あとは、この作品の最後の舞台となる家。映画用にスタジオ内に建てられたものだと分かっていても、ここでいろんなことがあったんだろうな…と深い歴史を感じさせるような趣がありました。撮影中、特に怖い体験はなかったのですが、二朗さんはちょくちょく怖がっていました。奇妙な小物を現場でちらっと見ただけで『あぁ怖い!』って。そもそものベースが怖がりなのかもしれません(笑)。僕はあまり怖がりなタイプではないんです」

そんなクセになる怖さを含んだ「変な家」の魅力を届けるために、演技で意識したことは?

「個人的に気を付けたのは、驚いたり、ゾクッとしたときにオーバーアクトにし過ぎないこと。観客の皆さんが “わっ!”ってなる以上に劇中のキャラクターが反応してしまうとそこに温度差が生まれる気がするんです。やり過ぎず、やらなさ過ぎず。そのさじ加減は毎回意識していました」

“間取り”がポイントの本作。自身も見るのが好きで、街に貼られた物件情報が気になると言う。

「不動産業者の店先でふと見たりしますし、宿泊する部屋の間取りから、写真だけでは分からない部分を確認したりもします。僕が自由に間取りを考えるとしたら…。リビングにスペースを割きたいですね。映画を見たり、友人と集まって何かしたり、過ごす時間が一番長い場所になると思うので、広さは最重要ポイントです。あとは土間や囲炉裏がある昔ながらの古民家も好きです。風情や家の温かみが感じられますよね。家自体は、自然豊かな場所に住む前提で平屋が理想。僕、低層階が好きで。文字通り、地に足がついている感じがいいなって思います」

“間取り”がポイントの本作。自身も見るのが好きで、街に貼られた物件情報が気になると言う。

間宮祥太朗(まみや・しょうたろう)
1993年6月11日生まれ、O型。神奈川県横浜市出身。2008年、ドラマ「スクラップ・ティーチャー~教師再生~」で俳優デビュー。2022年に「ナンバMG5」(フジテレビ系)でプライム帯連続ドラマ初主演を飾る。2024年1月に映画「ある閉ざされた雪の山荘で」が公開。主演を務める新日曜ドラマ「ACMA:GAME アクマゲーム」(日本テレビ系)が4月にスタート。

撮影=山田大輔 取材・文=川倉由起子 スタイリスト=津野真吾(impiger) イラスト=岡本倫幸

衣装協力=ベージュ衣装:ジャケット ¥46,200、シャツ ¥39,600、パンツ ¥34,100(ジュン オカモト)、そのほかスタイリスト私物、黒衣装:ジャケット ¥14,850(キャスパージョン/シアンPR)、パンツ ¥37,400(キミー/サカス ピーアール)、そのほかスタイリスト私物

※3月13日発売の「ウォーカームック マイホームLOVEWalker 2024 家を買うとき最初に読む本」では、映画「変な家」のキーワードとなる「間取り」に掛けて、編集部が考案したオリジナルの間取りを間宮さんにプレゼン!“理想の間取り”と“変な間取り”を選んでもらいました。その結果は本誌をチェック!


【「ウォーカームック マイホームLOVEWalker 2024 家を買うとき最初に読む本」編集部】

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