「在宅勤務ができるならフルタイムで働きたい」人はどのくらいいる?【530人に聞いてみた】

在宅勤務ができるなら本当はフルタイムで働きたい!?530人に聞いてみた

子育て支援が充実してきた昨今ですが、結婚や出産・育児を機にフルタイムの仕事を辞め、パートタイムやアルバイトの仕事に移る人はまだまだ少なくありません。でも、なかには条件が整えばフルタイムで働きたい、と思っている方もいるようです。

仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関『しゅふJOB総研(運営:ビースタイル ホールディングス)』が、今年1月、「在宅勤務と勤務時間」をテーマに、536人にインターネット・アンケート調査を行いました。その結果を元に、勤務時間や勤務形態について一緒に考えてみましょう!

調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
調査実施日:2024年1月17日(水)~2024年1月24日(水)まで
調査対象者:ビースタイル スマートキャリア登録者/求人サイト『しゅふJOB』登録者
※調査対象者のうち、家周りの仕事について「同居家族はいるが主に自分が担当」または「同居家族と自分で概ね平等に担当 」のいずれかを選択した人のみを抽出して集計。

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【グラフで確認】在宅勤務ができて通勤が不要な場合、あなたにとって望ましい勤務時間は?

在宅勤務ができるなら、「フルタイム」勤務を選ぶ人が3割!

まず、「いまのあなたにとって、望ましい勤務時間はどちらですか」という質問をしてみました。
すると、「フルタイム」と答えた方が15.7%。「パートタイム」と答えた方が69.6%でした。

「いまのあなたにとって、望ましい勤務時間はどちらですか」という質問。「フルタイム」と答えた方が15.7%


続けて「もし、在宅勤務ができて通勤が不要な場合、あなたにとって望ましい勤務時間はどちらですか」と尋ねると、「フルタイム」が30.6%と2倍近くに増え、「パートタイム」は49.6%と20ポイント減少しました。

もし、在宅勤務ができて通勤が不要な場合、あなたにとって望ましい勤務時間はどちらですか」という質問。「フルタイム」と答えた方が30.6%



実際、フリーコメントにもそうした声がたくさん挙がっていました。

通勤時間に片道1時間40分かかっているのでコロナ禍の在宅勤務は非常に有難かった(60代:契約社員)
・自分の仕事のしやすい時間帯(早朝・深夜など)に仕事ができればありがたいと思う(50代:SOHO/在宅ワーク)
・在宅ワークが出来るのであれば、フルタイムまでは難しくても時間を増やすことが出来ると思う(40代:パート/アルバイト)
・在宅などで通勤時間を勤務時間に充てることができたり、フレックス等で習い事の送迎ができたりすればよりたくさん働くことができると思う(40代:派遣社員)
・自由度の高い働き方の方が、生産性もやる気も上がる(40代:今は働いていない)

在宅勤務やフレックスなどで子どもの習い事の送迎ができれば、よりたくさん働くことができるかも


一方で、こういう声もあります。
・在宅勤務ができるのなら、それは有り難いですが…それでも子育てしているうちはフルタイムなんて結構しんどいと思います(40代:パート/アルバイト)
・在宅勤務は通勤時間の削減にはなるが、在宅であっても8H労働が求められる場合、今の自分は難しい。在宅勤務のパートタイム設定などフレキシブルな制度があると、もっと働きやすい(50代:今は働いていない)
子どもの生活リズムに寄り添える働き方をしたい。在宅でも途中抜けが可能等融通がきくとありがたい(40代:パート/アルバイト)

しゅふ JOB総研 研究顧問 川上敬太郎さんは、こう言います。

「通勤が不要になるのは、在宅勤務の特徴の一つですが、在宅勤務ができるようになると、勤務時間を伸ばしたいと考える人が増えるようです。お子さんがいる人といない人それぞれで、望ましい勤務時間について、在宅勤務ができる場合との比較を行ったところ、お子さんがいる人といない人いずれにおいても、在宅勤務できる場合の方が『フルタイム』と回答する比率が高くなっています。フリーコメントには、在宅勤務が苦手という人からの声も寄せられましたが、全体の傾向としてはお子さんがいるいないに関わらず、在宅勤務できる仕事が増えるとフルタイムで働きたいと希望する人も増えるようです」

みなさんのなかにも、同じ思いを抱えている方がいらっしゃるのではないでしょうか。

現在、在宅勤務が難しい仕事をしている人は、在宅で、フレキシブルに、短時間からできる仕事を探してみるのもありかもしれません。
通勤時間を仕事にあてることができる、自分のペースで好きな時間に働ける、幼い子どもの育児とも両立しやすい、など、子育て世代にとって魅力的な点がいろいろあります。

在宅ワークなら子どもの行事や体調不良に対応しやすい、

在宅ワークにはいろいろな種類がありますが、たとえばWeb上に掲載する文章を執筆する「Webライター」なら、初期投資もほとんど必要ないので気負わずチャレンジできるかもしれませんね。

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文=高梨奈々

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