「今から30分以内」「先着〇名」などの“限定フレーズ”。それ、ホントにおトク?

#くらし   

家計をやりくりして貯めたお金。1円でも減らしたくない!と考えるあまり、脳がカン違いして間違った選択をしてしまうことも…。日々、目や耳にする「限定フレーズ」も脳を惑わせるひとつです。本当におトクなのか、経済コラムニストの大江秀樹さんと節約愛好家の激★やす子さんに伺ってみました。

 

【「先着10名、会費割引」のスポーツジムに入会 】


●限定されると脳は魅力を感じる

「人は限定されると、それに参加しないと損だと感じます。“今から30分以内”などの時間制限もそう。本当にそのジムに通いたいかの判断より、限定の割引を得たいという意識が優先になるんです」(大江さん)。割引がなくても通う気があるか考えてみて。



時間や期間、数量の限定に慌てない。割引がなくても申し込むかを考えてみる。

 

【セットで契約すると安くなるケータイの通信プランにしている】


●セットの中身はブラックボックス

一見ややこしい通信プラン。おすすめのままに契約しそうになりますが……。「セットというのは大概そこでもうけが出るよけいなプランがついているもの。実際に自分が使うサービスかどうかを見極めて」(大江さん)。おすすめには先方がトクする理由があるのです。



「安くなります」で思考停止しない。不要なサービスにお金を払うとすればムダ。

このチャンスを逃したら損!と錯覚させてしまう「限定フレーズ」の数々。心がなびきそうになったら、2人の忠告を思い出して!

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Information

教えてくれたのは:大江英樹さん
経済コラムニスト。人はなぜか損につながる判断をしてしまうという「行動経済学」をテーマにした著書多数。著書に『教科書にないお金の増やし方・守り方』(大和書房)など。

教えてくれたのは:激★やす子さん
節約愛好家。雑誌編集者としての経験を生かして貯蓄や節約のアドバイスを行なう。著書に『「3足1000円」の靴下を買う人は一生お金が貯まらない』(松崎のり子名義・講談社)など。

イラスト=伊藤美樹 編集協力=松崎のり子


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