「1段料金」「2段料金」って何のこと? あまり知られていない“電気代”の意外な事実 画像(1/2) 電気代は使用料によって単価が上昇
電気代は使用料によって単価が上昇

毎月支払わなくてはならない“電気代”は、日々の生活と切っても切れない出費。少しでも安く抑えて、他の所にお金をかけたいものですよね。巷には様々な節電方法が飛び交っていますが、電気代の“仕組み”を理解することでより効率的に節約することが出来るかもしれません。


■ちょっとした工夫で節電に

8月17日放送の「くりぃむしちゅーのハナタカ! 優越館」(テレビ朝日系)では、電気代節約の意外な事実が紹介されました。

まず最初に紹介されたのはエアコンの“室外機”の置き方。室外機はファンを回して風をとりこむので、壁に押し付けるように置くと充分な風量が確保できず無駄な電気代がかかってしまいます。そのため壁から10cm以上空けて設置することで、電気代を節約することが可能。また壁から離すように斜めに置いても節電になるので、スペースがない場合はおススメです。

エアコンをつける際には、スイッチを入れる前に一度窓を開けるようにしましょう。先に熱気を逃がすことで、より効率的に室内を冷やすことが出来ます。

番組で紹介された方法以外にも様々な節約法があるようで、SNS上には「エアコンのフィルターを掃除するだけでだいぶ違うよ!」「冷蔵庫の中身を減らしたら電気代浮いた」「こまめなコンセントの抜き差しは結構大事」との声が上がっていました。


■明細の「1段料金」ってなに?

番組では電気料金の仕組みも紹介されています。まず電気代の明細には「1段料金」「2段料金」などと書いてありますが、意味がわからないまま読み飛ばしている人も多いのではないでしょうか。

実は電気代は使用量によって単価(1kWhあたりの料金)が3段階に分かれており、電気を多く使う人ほどより高い単価を支払うシステムになっています。例えば番組で紹介された「東京電力」の契約では、1カ月の使用量が120kWhの場合は「19円52銭」の単価。そして120kWhを超えると「第2段階料金」の「26円」になり、300kWhを超えると「第3段階料金」の「30円2銭」に。番組によると、このシステムは日本人の約2割しか知らないようです。

また「家族が多いからすぐブレーカーが落ちちゃう!」といった嘆きも良く耳にしますが、家庭用の“契約アンペア数”は最大60アンペアまで増やすことが可能。しかしアンペア数が多いほど基本料金が増えるので、生活に見合っていないアンペア数で契約していると無駄な電気代を支払うことに。「最近電気代がやけに高い」と思った人は一度確認してみると良いでしょう。

そして番組には大手電力会社10社の電気代を値段が高い順で並べたランキングも登場。

1位 北海道電力

2位 東北電力

3位 沖縄電力

4位 東京電力

5位 関西電力

6位 中国電力

7位 中部電力

8位 九州電力

9位 北陸電力

10位 四国電力

ちなみに北海道電力で280kWh/40Aほど利用した場合は8326,68円かかり、四国電力の場合は5491.05円。およそ3,000円の開きがあります。


■電力会社がスタジオジブリとコラボ?

「1段料金」「2段料金」って何のこと? あまり知られていない“電気代”の意外な事実 画像(3/2) 【写真を見る】トトロの森として知られる狭山丘陵
【写真を見る】トトロの森として知られる狭山丘陵

2016年に電力小売が全面自由化され、大手以外にも様々な会社が新規参入。ユニークなプランを提供しているところも多く「面白いことしてるところ多いよね」「新しく契約変えようと思ってるけど目移りしちゃう」と注目を集めています。

新規参入会社「イーレックス」は、ヘルスメーターなどの計量器を製造している会社「タニタ」とコラボ。「あるく・おトク・でんき」というプランを打ち出しました。このプランは申し込むとタニタの“活動量計”がプレゼントされ、歩いた歩数によって電気代が安くなるという健康的なもの。運動が苦手な人でも電気代を浮かすためなら頑張れるかもしれません。

また「丸紅新電力」は、アニメーション制作スタジオ「スタジオジブリ」とコラボ。プランGという電気料金メニューをつくりました。これは回収した電気料金の一部を森と緑の保全活動にあてるというプラン。人気作品「となりのトトロ」の制作で参考にされた東京都と埼玉県にまたがる狭山丘陵の保全活動の支援などにあてられます。また加入者はスタジオジブリ監修の“一輪挿し”が貰えるとのことで、ジブリファンにはたまらないプランですね。


電力小売全面自由化が始まってまだ1年しかたっていませんが、すでにユニークな電力プランを打ち出している新規参入会社がたくさんあります。わたしたちと電力の関係が今後どのように変わっていくのか、注目していきましょう。