海外での抹茶・粉末茶ブームを後押し! お茶の新品種「せいめい」が誕生

今年5月、農研機構は抹茶や粉末茶向きの新しいお茶の品種「せいめい」の育成を発表しました。お茶の新芽を特別な方法で加工して粉末にした抹茶と、一般的な煎茶と同じ方法で加工した茶葉を粉状にした粉末茶は、ともに需要が高まっています。
抹茶と粉末茶の生産量は、なんとこの10年で1.4倍にも増えました。なぜ、抹茶や粉末茶は人気になったのでしょうか? その需要を受けて開発された「せいめい」の特徴とともに、抹茶や粉末茶の現在の状況を見ていきましょう。
海外での認知度アップで需要が拡大
抹茶や粉末茶のニーズが増えた最大の理由は、海外での緑茶人気です。カテキンなどを含む緑茶は体にいいということで、健康志向の外国人に受け入れられているのです。また、大手コーヒーチェーン店のメニューにも「抹茶ラテ」がラインナップされるなど、抹茶をはじめとした緑茶の認知度自体も格段に上がっています。
海外では、日本産の緑茶は中国など他国のものに比べると高価ですが、それが逆にブランドとしての価値を生み、贈答品としても人気が高いようです。
量・質ともに優れ、寒さにも強い「せいめい」
抹茶や粉末茶用の茶葉を収穫するには、2週間以上前からお茶の木に覆いをかぶせ、日差しをさえぎる「被覆栽培」が必要になります。「せいめい」は、被覆栽培をしたときの収穫量が従来の品種よりも多く、色合いや味もより優れています。
さらに、寒さにも強いことから広い地域で育てられ、生産量アップが期待できます。日本の緑茶ブランドを、いま以上に高め、さらなる需要拡大につなげられそうな新商品の「せいめい」。ふだんはお茶を飲まない方も、たまにはお茶がらの出ないお手軽な粉末茶で、「日本のお茶」を楽しんでみるのもいいかもしれませんね。

【関連レシピ】緑茶飯
口いっぱいに広がるお茶の香りも楽しめて美味!

<材料>(3~4人分)
米…2カップ(360cc)
煎(せん)茶…2カップ(360cc)
煎茶の葉…大さじ1
青じそ…2枚
<作り方>
1.米は洗ってざるにあけ、30分おいて炊飯器に入れ、冷ました煎茶を加えて普通に炊く。
2.炊き上がったら茶の葉を刻んでざっくりと混ぜる。
3.器に盛り、せん切りした青じそをのせる。
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