1.自分のペースで進められる案件を選ぶ
ひとつめは、ある程度自分のペースで進められる案件を選ぶことです。
出産前は、事務のマネジメントをしていた経験を活かして「個人経営者の秘書」「オンラインコールセンター」など、即時対応を求められる仕事もしていました。
しかし、出産後は請ける案件を大きくチェンジ。子育てをしながらだと、お客さまが求めるスピードでの対応が難しいと感じたからです。
現在請けているのは「Webライティング」や「Webデザイン」など、期日までに納品すればOK、というお仕事が中心です。子どもが急に保育園を休んでしまい昼間の時間が仕事に充てられない日は、子どもの就寝後に仕事を進めています。
特に小さいお子さんがいる方や学校の行きしぶりがあるかも……という方にオススメしたい働き方です。
2.普段から前倒しで対応・納品する
日頃から締切ギリギリではなく、前倒しで対応するよう意識しています。本来の納期よりも余裕をもって進めておくことで、突然の体調不良時にもお客さまに迷惑をかけなくて済むからです。
仕事を前倒すことでスケジュールに余白ができ、自分をケアする時間も自然と取れるように。そのおかげで精神的にも余裕が生まれ、娘の機嫌が悪かったり、病院受診に時間がかかっても、イライラしにくくなったように感じます。(もちろん、ゼロにはなりませんが……(笑))
早め早めに対応していれば早めに疑問点を確認できたり、予想より作業に時間がかかっても落ち着いて取り組めたりと、仕事効率という面でもメリットもありますよ。
3.ピンチのときに相談できる関係性を築く
対策を講じていても、どうしても対応できない場面も……。そんなときは、お客さまに、正直に相談をしています。相談する際意識しているのは、納期に間に合わない可能性に気づいたら、すぐに相談すること。
早めに相談することで、「別の記事と掲載順序を逆にしよう」「納期をずらせないから他の人に執筆してもらおう」など、お客さまがさまざまな選択肢をとれるからです。
ピンチのときに正直に相談をするには、日頃からお客さまと信頼関係を築くことが大切。通常時は全力で真摯にお仕事に向き合うことを心掛けています。
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おこめさん、貴重なお話をありがとうございました。突然の体調不良はコントロールできないからこそ、事前準備と計画的な対応が大切なのですね!
悩みの尽きない子育て世代ですが、工夫次第で不安は軽減できるのですね。焦らず自分のペースを大切にしながら、自分に合った仕事と子育てのバランスを探りたいですね!
▶プロフィール
おこめ
「子ども時間を大切にする働き方」をテーマに在宅ワークのコツを発信している、2歳女の子のママ。約300名の在宅ワークを目指すママが集うコミュニティ「ウィズママ」を主宰。
文=YY