納期を守れる
Webライターの仕事は会社と同じように、必ず「納期」があります。私はこの納期を必ず守っています。納期に遅れてしまうと発注主の予定が狂い、迷惑をかけてしまうからです。
私は仕事を受ける際は、「◯月◯日◯時までに提出します!」と必ず伝えるようにしています。この時気をつけているのは納期前日までの日付と時間で指定することです。そうすると自然と納期までに余裕があるスケジュールを組めるからです。余裕のあるスケジュールが組めれば、子供の急な発熱などでスケジュールが崩れても納期に間に合わせられます。たったそれだけのことですが、発注主に「細かくスケジュールを伝えてくれて助かる」と喜んでもらえたこともありました。
発注主からの連絡は後回しにせず返信する
発注主からの連絡は後回しにせず、遅くても半日以内には返信しています。連絡が遅れてしまうと発注主の仕事が進まなくなり、迷惑をかけてしまうからです。
もちろん家事と育児で忙しくて、返信の時間をとれないときもあります。その時は「◯時以降に確認してお返事します」と返信するようにしています。
スピーディーに返信するのは当たり前のことかもしれません。しかし、それだけで発注主のスケジュールを崩さないことに貢献できます。ライティングスキルに自信がなくても、返信の早さのように、コミュニケーションの仕方で発注主に貢献できることはあります。常に貢献できることがないか、意識するのがおすすめです。
不明点はまずは自分で調べる
新入社員の頃「まずは調べてから質問して」と先輩社員から言われた経験はありませんか?私もまずは自分で調べるようにしています。それでもわからなかった部分を発注主に質問しています。質問に答えてもらうということは、クライアントに貴重な時間を使ってもらうことを意味するからです。
たとえば執筆に使うGoogleドキュメントの操作方法です。Webライターの仕事を始めたばかりの時は、依頼のたびにわからない操作が出てきて困りました。しかしネットで調べたらすぐにわかることばかりだったので、発注主に質問することなく対応しました。
そもそもWebライターの仕事は丁寧なマニュアルがある場合がほとんど。不明点があったらまずはマニュアルを確認すれば、解決できることも多いです。
また質問する時は「〇〇という方法を試したけどできなかった」「〇〇という解釈で合っていますか?」と必ず自分で調べた形跡を見せて質問するのもおすすめです。
同じミスをしないために対策をする
どんなに気をつけていてもミスしてしまう時はあります。たくさんの修正依頼がきて、自分の力不足に落ち込むこともあります。でもミスした後が重要です。同じミスをしないように、必ずミスしたことと対策をノートにまとめています。
たとえば「この言い回しは避けてほしい」と言われたらすぐにノートにメモし、代わりの言い回しを一緒に書いておきます。そして次回同じ仕事をする時は、マニュアルとノートのメモをダブルチェックをして、同じミスがない状態で納品するのです。
在宅ワークは直接クライアントと顔を合わせるわけではないので、信頼関係を作るのは普段のメールでのコミュニケーションと納品物の質しかありません。少しでもお互いに気持ちよく仕事できるように、安心して任せられると思えるような姿勢を見せています。
* * *
河村さんは未経験の状態から在宅ワークに挑戦されたそうです。納期を守ったり、返信をこまめにしたり、社会人としてのマナーを徹底する姿勢が発注主に喜ばれているようですね。
スキルがないと悩んでいる方も、社会人としてのマナーが身についている方は多いのではないでしょうか。在宅ワークに挑戦したいけれど、なかなか一歩を踏み出せない方は、社会人としてのマナーを活かして挑戦してみてくださいね。
▶プロフィール
河村夢美
フリーランスWebライター。双子と2歳児の母。働き方に悩み、育休中に鉄道会社を退職。現在は2歳児の自宅保育と在宅ワークをしながら、働き方に悩む子育て世代に向けて在宅ワークをかなえる方法やリアルな体験談を発信中。
文=YY