<BEFORE> 収納を大量占拠していた、サイズアウトした子ども服!
……汚部屋×浪費の無限ループ
長男と次男は年子だったこともあり、次男が生まれてからは文字通り「時間に追われる」毎日! 部屋にはものが溢れて、まさに汚部屋!
必要なものはすぐに見つからないし、ものが多いとどういう訳かイライラするんです。いつもイライラ、それを子どもに向けてしまう自分、そんな自分にまたイライラ、という負の連鎖……。
家計も、貯めては崩すの繰り返しで、相変わらず貯蓄はゼロ。
いよいよ埒が明かなくなって、家賃の安い郊外に転居を決めました。引っ越し費用をできるだけ安くするために、荷物を減らそうと部屋の中を片付け始めた時、見つけてしまったんです。親戚からいただいた大量の子ども服を!
当時はまだサイズが合わず、ダンボールに入れて押し入れの奥にしまい込み、その存在をすっかり忘れていたものでした。
「これがあるとわかっていたら、買わずに済んだのに!」
ものが多すぎて、「使いたい時にすぐに見つからない」「忘れている」「買い足す」という、汚部屋と浪費の無限ループ。私が本気で「家を片付けよう!」と心に決めた瞬間でした。
<AFTER> 片付けでまるっと解決!
お金が貯まって、暮らしも回る、快適ライフ
発掘した子ども服はフリマアプリで売れたものの、これがきっかけとなって本気で整理収納に目覚めた私。片付けと家計管理が密接に関係していると実感したのもこの時です。
私の片付けの目的は、「無駄遣いを減らして、お金を貯めること」。自分の持ち物をすべて把握できていれば、ダブり買いによる無駄遣いを防げるからです。
そして、私にとって大事な目的がもうひとつ。「楽がしたい……!!」
年子の男児を相手にほぼワンオペ育児だった当時、驚くほどに暮らしが回らず疲弊し切っていました。
ものが多くて常にイライラ。
「部屋が汚いから家にいるのが嫌」という理由で外出しては無駄遣いをする、という負の日課にも自己嫌悪の嵐でした。本当は家でゆっくりしたいのに……。
それを解消する手段は「片付けることしかない!」と気がついたんです。
この目標設定って実はものすごく大切で、「何のために片付けたいのか」をはっきりさせておかないと、「もったいない」「高かったから、頂き物だから」「いつか使うかも」の3大言い訳のオンパレードで手が止まってしまいます。「片付けをしたい」と思っている人はまず、「どうして部屋を片付けたいのか」を明確にすること。そうすれば、捨てられない3大言い訳に惑わされることもありません。
さあ、それぞれのゴールを掲げ、要らないものを手放すことから始めましょう!
スタッキングシェルフにDIYで引き出しを設け、文房具も収納できるようにした子どもたちの収納エリア。左から長男、次男、長女、三男用と本棚になっています。
なごみー流 片付け3大言い訳をぶった切る言葉
「ものは使ってこそ意義がある! ものを箱入り娘にすな」
1 もったいない
使わないものにかかる住居費と探し物に使う時間の方がもったいない!
2 高かったから・頂き物だから
高級品も頂き物も使わなかったらただのゴミ!
3 いつか使うかも
永遠に来ない「いつか」を待つより、「いつ使う」を自分で決める!
【著者プロフィール】
なごみー
3男1女、4児の母。整理収納アドバイザー1級。
たのしい節約生活、暮らしの工夫をInstagramで発信中。元借金あり、汚部屋で暮らすポンコツ主婦から一念発起して、子供たちの教育費4000万円を貯めることを目標に、家庭内のすべてを見直したことで、何もかもがうまく回るように。ハードルは低く、かつ効果抜群なお金が貯まる・暮らしが回る生活のテクニックがメディアで話題に。
著=なごみー/『ポンコツ4児母ちゃん、家を片付けたら1000万円貯まった!』