脱! お金オンチテク わかっちゃいるけどやめられない。
甘い誘惑を断ち切るための浪費が激減した6つの習慣
家計を整え始めたものの、人間はそうそう簡単には変われません。とりわけ問題だったのが私の浪費癖。かわいい雑貨を見つけたら、つい足を止めて見てしまう……。そんな甘い誘惑を断ち切るために、私が意識した行動がこちらです。
1 あえて財布は持ち歩かない
子どもの送迎や公園に遊びに行く時、お金を持っているとつい、子どもたちのおねだりに応えてしまうし、一回一回は大した額ではないにせよ、積もり積もれば結構な金額になるものです。
財布を持っていなければ子どもたちも納得するし、買えなければ浪費もしません。単純なことですが、これが一番効果がありました。
2 「それ、本当にいる?」と自問自答
「これ欲しい」と思ったら、「それ、本当にいるの?」と自問自答する習慣をつけました。一旦立ち止まって冷静に考えることで、衝動買いはほぼゼロに。すでに持っているもので代用できないかも考えるようになり、無駄遣いも激減しました。
3 それを買って得られるメリットを考える
欲しいものが出てきたら、「それを買うことで得られる効果は何か」をまずは考えます。時間的な余裕が生まれるのか? 健康的価値が上がるのか? 将来的に自分の収入アップにつながるのか? 「自分の暮らしをより良くしてくれるものかどうか」を考えて、効果がなければ即却下、という思考を身につけていきました。
4 時給換算癖をつける
例えば時給1000円で働いているとします。ある時、コンビニで何となく500円を使ったら、それだけで自分の労働時間を30分消費したことになりますよね。買う前にそれが30分の労働に見合うものかどうかを考えます。数千円のものなら、「これを買ったら、何日働かなきゃいけないのか?」「無駄なものを買うのはやめよう」と思えるようになりますよ。
5 ラテマネーを侮るなかれ
「ラテマネー」とは、普段何気なく支払っているコーヒー代などの小さな支出のこと。お金が貯められない人ほど、このラテマネーが多いと言われています。私もそうだった!
代表的なラテマネーがATMの手数料。100円程度でも、塵も積もればン千円。
スマホの「端末保証」も月に500~1000円と、地味に痛い出費です。よっぽど雑に扱わなければそうそう壊れるものではないし、保証に入っていても交換時に何千円もかかったり、交換できるのは中古品だったりで割に合わないことも。
どうせ2、3年で寿命を迎えるのなら、その間にしっかり積み立てておいた方が得策です。
そして、ラテマネーのラスボスは百均。クオリティの高さについ手が出そうになります。行く時には「買い物メモにあるもの以外は買わない!」という鋼の意志で向かうべし。
6 理想の暮らしを明確にする
私が理想としているのは、ミニマリストのやまぐちせいこさん。
「彼女のように、少ないものですっきり暮らしたい」という理想が明確になってからは、家に入れるものを吟味するようになりました。吟味したものだけに囲まれた暮らしだからこそ、満足感もひとしおです。
すべては理想の暮らしをするためにインプットした本の数々。
【著者プロフィール】
なごみー
3男1女、4児の母。整理収納アドバイザー1級。
たのしい節約生活、暮らしの工夫をInstagramで発信中。元借金あり、汚部屋で暮らすポンコツ主婦から一念発起して、子供たちの教育費4000万円を貯めることを目標に、家庭内のすべてを見直したことで、何もかもがうまく回るように。ハードルは低く、かつ効果抜群なお金が貯まる・暮らしが回る生活のテクニックがメディアで話題に。
著=なごみー/『ポンコツ4児母ちゃん、家を片付けたら1000万円貯まった!』