道具はいらない
ヨガマットはなくても大丈夫です。すでに持っている人は、使うとポーズが取りやすいですが、使うかどうかはお好みで選びましょう。自分の身体さえあれば、特別な道具が必要ないのは、ヨガのいいところ。カーペットやじゅうたんの上でも十分ですし、和室の畳も気持ちいいですよ。
服装も、わざわざヨガウエアに着替える必要はなく、寝起きのリラックスした恰好ではじめます。布団の上でもできますから、どこでもどんな服装でも、自分の心地よい選択をしています。朝ヨガは自分のための時間ですから、今日の自分が心地よい場所や服装でおこないましょう。
深い呼吸で全身リラックス
まずは正座やあぐらで座り、目をつぶって深呼吸します。インストラクターさんの声に合わせて、"鼻から吸って、鼻から吐いて"を繰り返すと、不思議と心が落ち着いてきます。
「今日の予定は、あれとこれと・・・」と思い浮かぶかもしれませんが、いったん忙しい頭の中を静かに空っぽにする時間です。自分の呼吸に集中すると、心も体も頭も全身が柔らかく、ほぐれるような気分になります。
軽いストレッチで、コリがほぐれる
深呼吸でリラックスできたら、インストラクターさんの声に合わせて、体をのばします。腕をのばして、体を傾けたり倒したりしていると、体の側面や背面が伸びて、「気持ちいい~」の連続です。
首や肩にアプローチすれば、血が巡りじわっーと温まり、コリもほぐれます。少しのストレッチでも、寝起きの凝り固まった体が軽くなり、すっきりした1日がはじめられます。
ヨガポーズで気持ちよーく、動く
ストレッチの後は、ヨガのポーズで気持ちよく、少し負荷をかけながら動きます。地味な動きでもしっかり腹筋を使わないと難しいヨガのポーズは、その日の状態にあわせて加減を調整しながらチャレンジできるのも魅力の一つです。
日によって、ゆるめにポーズをとったり、たまには筋トレ気分でチャレンジしてみたりします。毎日続けていると、できなかったポーズができるようになったり、普段の姿勢がよくなっていたり、嬉しい変化もみえてきます。
気分すっきりな一日を過ごせる
朝ヨガをした後は、なんだか身体が軽く前向きな気持ちで1日がスタートします。頭の中もすっきりした状態で、家事を一つずつ片付けて、明るい気持ちで家族に「おはよう」をいえば、朝食の雰囲気もなんだか明るくなります。
イライラモヤモヤしているときは、呼吸が浅く早くなるので、朝ヨガで深い呼吸をして、気持ちを落ち着かせるのは効果的です。いつどんなときでも、明るく笑顔でいられるのが一番ですが、たとえそうでなくても確実にイライラの回数は減り、怒らずに深呼吸で対応できることが増えました。
朝ヨガ効果でぐっすり眠れる
朝ヨガ効果は、夜寝る時まで続きます。布団に入り、横になると、力が抜けてすーっと深い眠りに入る頻度が増えました。
また寝る前に、その日あったいい事を振り返ると、翌朝の目覚めもよくなると聞き、私は即実践。「今日は朝一からヨガできて、子どもと○○して楽しかった」など振り返ってから寝ると、本当に翌日パチッと目が覚めるようになりました。
深い眠りで一日の疲れもしっかりとれれば、翌朝もまたヨガから新しい1日をはじめられます。
たかが20分、されど20分。自分を癒すご褒美タイムを朝一番に!
毎日頑張っている自分へのご褒美として、"今日も頑張るぞ"のエネルギーチャージとして、朝一番に自分のための時間を作ることは、本当に気持ちが良いです。20分だけ早く起きて、たった20分だけど自分のための時間を作れた喜びを感じ、その20分で思考も身体もすっきりして1日をはじめられます。
前向きな気持ちで1日を過ごせば、"今日も頑張ったぞ"とぐっすり眠ることができ、シンプルだけど心地よい毎日が過ごせるようになります。朝ヨガからはじまる気持ちの良い暮らしを、一緒にはじめませんか?
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忙しい朝にあえて自分の時間を作り、充実した日々を過ごしているみきさん。良いことづくめの「朝ヨガ」を試してみたくなりますね。ひとりで穏やかに過ごす朝のひとときを、みなさんも取り入れてみてはいかがでしょうか。
※こちらの記事は、レタスクラブWEB主催「レビューコラムコンテスト」の最優秀作品に、編集部が加筆・修正したものです。
【プロフィール】
みき
3歳の息子と、1歳の娘を育てるママ。時間や心にゆとりのある生活に憧れ、育休中にWebライターに挑戦。Webライターの始め方や働き方についてブログで発信しています。趣味はヨガ、旅行、お酒。XではWebライターのリアルも公開中。