クリスマスを英語で書くと?「Christmas」と「Xmas」の違い/大人の最強雑学1500(9)

クリスマスを「Xmas」と表記する所以

日本語に「ら行」ではじまる言葉はなかった!?「ら行」のルーツはお隣の国にあり/大人の最強雑学1500(1)
『大人の最強雑学1500』9話【全54話】


普段何気なく使っていた言葉にはこんなルーツが!
そもそも、これってどう意味?

情報にあふれた今の世の中でも、意外と知らないことってありますよね。そんな日々の暮らしの中の「なぜ?」に答えてくれる雑学ウンチクを紹介します!幅広い雑学を知っておくと、日々の会話やちょっとした雑談にも役立つはず。ビジネスの場や家庭、お酒の席などで、思わず誰かに話したくなることでしょう。

※本記事は雑学総研著の書籍『大人の最強雑学1500』から一部抜粋・編集しました。


クリスマスを「Xmas」と表記する所以


クリスマスは英語で「Christmas」と書くが、なぜ「Xmas」とも表記されるのか。

そもそも「Christ」はキリスト、「mas」は礼拝、祝祭日を意味するが、ギリシャ語ではキリストを「Χριστός」と表記する。つまり、英語のChrist の部分を、このギリシャ語の頭文字Xに置き換えたものが「Xmas」なのだ。

ところが近年、欧米ではXmas という表記は敬遠される傾向にあるという。Xが単なる英語のアルファベットの一つと認識され、本来の宗教的な意味合いが薄れていること、商業的な印象が強まったことなどが危惧され、公式の場で使われなくなったのである。

一方、日本ではクリスマスは娯楽的な色合いが濃く、宣伝などではChristmas よりも短い表記のほうが使い勝手がよいため、Xmas を使うケースも多い。なお、XはChrist の省略ではないので、「X'mas」のように「アポストロフィー」をつけるのは、正しくない表記だ。

著=雑学総研/『大人の最強雑学1500』

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