1.Webデザイナーってこんな職種
Webデザイナーとは、Webサイトや記事の見た目を整える職種です。このレタスクラブのサイトもそのひとつ。サイトのどこにどんな文字や画像を配置するか、どんな色が見やすいかなどを考えながら組んでいます。
扱う案件の規模はさまざま。サムネイルやバナーと呼ばれる1枚の画像を作成する案件から、ホームページをまるっとデザインする大規模なプロジェクトまで幅広い業務があります。
デザイン業務というと「センスがないからできない」と思われがちですが、実はそうではありません! デザインのルールをしっかり学び練習を繰り返せば、多くの方はデザイン力を身につけられますよ。
2.Webデザイナーの3つの魅力
次に、私の思うWebデザイナーの魅力を3つご紹介します。
(1)ライフスタイルの変化に合わせて働ける
一つめは、生活の変化に合わせて柔軟に働けることです。
Webデザインの業務は「納期」を守れば、いつ作業してもよい案件がほとんど。そのため、他の仕事や育児とのバランスが取りやすいのです。
私はオンライン英語講師をしながらもう少し時間の融通が利く仕事もしたい! と思い、Webデザイナーに挑戦しました。現在は、大好きな英語の仕事も続けながら2歳の娘の成長状況に応じて仕事量を調整し、3つの両立を叶えています。
(2)日常生活の中でスキルアップできる

二つめの魅力は、日常の中でスキルアップできる点です。
街中には、素敵なパッケージや目を引く電車広告など、魅力的で効果的なデザインで溢れています。なぜこの色なの? なぜこのフォントはこのサイズなの? と、デザインの意図を考えるだけで、スキマ時間が大事なインプット時間に。
ついつい見てしまうInstagramもデザインの宝庫です! 日常を過ごす視点も変わるのも、デザイン業の楽しいところです。
(3)幅広いお仕事に携われる
三つめは、キャリアに合わせて幅広いお仕事に携われることです。
初心者さんや作業時間があまり取れない方は、バナー作成やInstagramの投稿画像などの案件が取り組みやすいでしょう。経験を積んでスキルアップしたら、大規模なWebサイト全体のデザインに挑戦するのもやりがいに繋がります。
また、ライティングやプログラミングなど、付随する業務を合わせて受注する道もあります。Webサイトに掲載する文章の執筆まで担当できれば、「文章もデザインもすべて任せられる方」として幅広く活躍できるでしょう。
3.Webデザイナーが向いている人
では、Webデザイナーにはどんな方が向いているのでしょうか。私が思う2つのポイントをお伝えします。
(1)相手目線で考えるのが得意な方
ひとつめは、読者やお客さまの目線でものごとを考えるのが得意な方です。
Webデザイナーの業務は「アート」ではなく、「正確に見やすい情報を伝える」こと。どんなデザインなら商品イメージが正しく伝わるかなど、相手目線で考えることが大切です。
たとえば女性用シャンプーの広告なら、女性が「使ってみたい」と思うような写真や色を選ぶ必要があります。また、お客さんが知りたい情報をわかりやすくキャッチできるよう、文字配置を行うのもデザイナーの仕事です。
「こうしたら相手が喜ぶかな」「相手の先回りをしておこう」という考えがある方には、おすすめの職種です。
(2)地道な仕事が苦にならない人
地道な作業が苦にならない人にも向いています。
デザイナーはおしゃれで華やかなイメージがありますが、実際は毎日パソコンに向かって黙々と作業することが多い職種。何パターンもデザインを準備したり、細かい余白の微調整を行うことも日常です。
コツコツとひとつのモノを作り上げるのが得意な方におすすめですよ。
またこれらの特徴はWebライターや動画編集など、Web系在宅ワーク全般に当てはまるもの。ご自身に合ったお仕事を考える際の、参考にしてみてくださいね。
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Webデザイナーは、自分の得意な分野やライフスタイルに合わせた働き方ができるので、子育て世代にはピッタリですね。他の在宅ワーク職種の業務内容も知ったうえで、自分に合った職種をみつけましょう!
こなゆき(Webデザイナー)
時間に縛られずフレキシブルに働くために、30代でWebデザイナーに挑戦。現在は2歳の娘を育てつつ、オンライン英語講師も兼業中。
文=YY