病気で就労困難に陥った父。親戚へお金の無心。限界まできた一家の決断とは/東京のど真ん中で、生活保護JKだった話(4)

とうとうアテが尽きたようだった

「父が病に倒れて…」生活に困窮した女子高生を救ったもの/東京のど真ん中で、生活保護JKだった話(1)
『東京のど真ん中で、生活保護JKだった話』4話【全11話】


「生活保護」とは「資産や能力等すべてを活用してもなお生活に困窮する方に対し、困窮の程度に応じて必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保障し、その自立を助長する制度」とされています(厚生労働省サイトより)。

4人家族で風呂なし2Kのアパート暮らしだった五十嵐タネコさん。度重なる父親の病気、そして母親も療養中といった理由から、高校生時代に生活保護を受給していました。毎日の食事にも事欠き、お風呂も満足に入れなかった日々。生活が苦しく、行き詰まりかけていた五十嵐さんは、高校生ながらに夜職のアルバイトを覚悟したこともあったそう。

「『生活保護に救われた』と心の底から思う」と語る五十嵐さんの、高校生時代のエピソードをお送りします。

※本記事は五十嵐タネコ著の書籍『東京のど真ん中で、生活保護JKだった話』から一部抜粋・編集しました。

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