「あるある」「わかる!」 新生児育児に奮闘する悪役に笑いと共感が止まらない『悪の組織の子育て日記』

舞台は悪のアジト。
悪の総帥は科学者の松戸(マツド)に命じて、世界征服のための「最凶の人造人間(ホムンクルス)」を完成させました。しかし、組織のエースで働いてもらおうと思っていたホムンクルスは、なんと新生児の姿!

らくに世界征服するためにホムンクルスを作ったはずなのに、3時間おきのミルク、オムツ替え、寝かしつけ抱っこに追われててんてこまいになってしまった悪の総帥。松戸が的確にアドバイスしてくれるものの、眠る時間もロクになく、「いつ寝ればいいの!?」と思わず涙目…。

ホムンクルスが生まれてからはお世話に追われて仕事もできず、無断欠勤していたために悪の組織の部下たちもチャットでキレる始末。怒りを収めるために総帥はチャットに写真をつけて誕生報告。部下たちはかわいい赤ちゃん写真にお祝いコメントと「いいね」を寄せるのでした。
世界征服を目指す悪の組織の意外な一面(?)に思わずクスリ。
そんな『悪の組織の子育て日記』の著者・オオカミタホさんにお話を伺いました!
『悪の組織の子育て日記』著者インタビュー
──「悪の組織の子育て日記」で、悪の総帥というキャラクターに育児をさせる発想はどこから来たのでしょうか?
オオカミタホさん: 「自分が育児をすると思っていなかった人」を主人公にしたいと思いました。突然育児が始まり、よくわからないけど頑張ってみるか!という状況ですね。あとは、「母性」というキーワードから遠そうな要素を持った人が いいなと思っていました。

──作中のキャラクターには、ご自身やお子様など身近な人を反映している部分がありますか?
オオカミタホさん:ホムンクルスの顔は、うちの子どもに似てます(笑)。あとは、総帥のワタワタした感じは私に似ているかもしれません。そのほかの組織のメンバーや、徐々に出てくる組織の外のキャラクターも、過去の自分や、実在する身近な人や、乳児期にお世話になった助産師さんや保育士さんとのやりとりを元にキャラクターを作っている部分もあります。


──お気に入りのエピソードやセリフがあれば教えてください。
オオカミタホさん:3話目の、リモート朝礼の話が気に入ってます。私も実際、産後しばらくは授乳と寝かしつけで1日が終わって、仕事どころか自分のリフレッシュ時間もなかなか取れなかったなぁ…という思い出が反映されてます。悪の組織の社員たちも出てきて、にぎやかな回でお気に入りです。
* * *
憎めない悪の総帥や部下たちのユニークなキャラクターが愛おしくなってしまうこの作品。時々、部下の尻に敷かれているようにすら見えてしまう悪の総帥に、だんだん感情移入してしまいます。ユーモラスでかわいい育児コミックを読んで、へとへとの毎日を癒やしてくださいね。
取材=ツルムラサキ/文=レタスユキ
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