もはや時代遅れ? 激減する「子ども会」や「ボーイスカウト」などに対する親の声

地域に根差し、保護者や育成者のもと異なる年齢の子どもたちが集まる「子ども会」。小さい頃にスポーツやレクリエーションなどに参加した人も多いと思いますが、近年はその数をだいぶ減少させているようです。
「子ども会」は今の時代にそぐわない?
茨城新聞社のニュースサイト「茨城新聞 クロスアイ」が、9月10日に「減少続く子ども会 時代変遷応じ、改革を」という記事を掲載。同記事によると、1980年は6,000近くあった「子ども会」の団体数が、今年3月末には3,600余りに減少していたそうです。
80年代後半あたりから減少傾向にあった「子ども会」。今や全国的に問題視されており、今年4月には「神戸新聞」でも取り上げられました。なんと神戸市では、1989年度から2015年度にかけて3分の1にまで減少。また団体数だけでなく、児童の加入率も減っていると報じています。
なぜ「子ども会」が逆風にさらされているでしょうか。「全国子ども会連合会」の公式サイトで丸山康昭会長は、「少子化」「お稽古事や学習塾に通うために時間がない」「遊び場の減少」といった諸問題をピックアップ。現代の子どもを取り巻く環境の変化が、密接に関係しているようです。
一方で「茨城新聞 クロスアイ」の報道に対しては、「子ども会」の減少を“妥当”とする意見も。ネット上には「共働きの人とか最近多いし、休日返上して地域活動に顔出す親って今は少ないかも」「最近は子どもにも色々なコミュニティがあるし、子ども会は時代遅れになってきたように感じる」「今の時代、親の時間を縛り付けるような活動は難しいのでは?」との声が。また「忙しいからって参加しないでいると浮いちゃうし、むしろ廃止してくれた方がいい」との意見も寄せられていました。
存続が危ぶまれる団体は他にも!?
近年瀬戸際に立たされている子どものための団体は、「子ども会」に限った話ではありません。アウトドアなどを通して子どもの育成を図る「ボーイスカウト」もその1つ。9月13日の「毎日新聞」では、2006年から2016年までの10年間で、加盟している子どもの数がおよそ半数にまで減少していると報じられました。

記事の中で「ボーイスカウト日本連盟」は、「少子化に加え、部活動や塾との両立が難しくなり、国際交流や慈善活動をするNPOも増えて差別化できなくなった」とコメント。ボーイスカウト経験者からは「良い経験になるのにこの流れはもったいない」と残念がる声が上がった一方、「寂しいけど今の時代にそぐわないように思う。今の子は塾とかで忙しいだろうし」と納得する声も少なくありません。
さらに昨今ではPTAの“不要論”も取り沙汰されています。2008年には杉並区立和田中学校がPTAを廃止して話題に。現在は「保護者の会」という「PTA全国協議会」などからは独立した保護者組織として活動中です。これに全国の親御さんからは「保護者の負担も減るだろうし、すごく良い取り組みだと思う」と賛同の声が多数。
親の働き方や子どものコミュニティが多様化する昨今、どの団体も今までとは違った活動方針が必要になりそうです。
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