新NISAで運用できるのはどんな商品?「ETF」「REIT」について解説!

新NISAには、つみたて投資枠と成長投資枠がある

制度の変更で使いやすくなった!新NISAで老後の資産形成にトライ/いま必要なお金のお作法(1)
『いま必要なお金のお作法 幸せを呼ぶ40のマネープラン』4話【全6話】


新NISAがスタートし、投資を始める人や興味を持つ人が増えた2024年。一方、8月に起こった円相場と株式相場の急騰落では、「やっぱり投資は怖い」と不安を感じた人もいたのではないでしょうか。

とはいえ、実質賃金の低下や物価上昇が続く日本で、預金だけで将来に備えるのも厳しいのは事実。そこで紹介するのが、経済愛好家でコラムニストの肉乃小路ニクヨさんが提案するお金との付き合い方。

慶應義塾大学を卒業後、証券会社や銀行、保険会社などを渡り歩いてきたお金のプロであるニクヨさんが、新NISAやiDeCoの基礎知識とともに、堅実にお金を貯める方法についてレクチャー。将来を見据えたポジティブなマネープランを参考に、お金を育てることの大切さを学んでみませんか。

※本記事は肉乃小路ニクヨ著の書籍『いま必要なお金のお作法 幸せを呼ぶ40のマネープラン』から一部抜粋・編集しました。


新NISAには、つみたて投資枠と成長投資枠がある

つみたて投資枠、成長投資枠がある新NISAの口座で運用できる商品はどういう商品があるでしょうか。これはつみたて投資枠と成長投資枠で異なっています。

つみたて投資枠(年間上限120万円 通算上限600万円)の対象商品
・投資信託(国が定めた厳しい条件をクリアした長期投資に適したもの)

成長投資枠(年間上限240万円 通算上限1,200万円)の対象商品
・投資信託
・株式(国内・外国)
・ETF(上場投資信託)
・REIT(不動産投資信託)など

このうちETFとREITについて紹介します。

【ETF(上場投資信託)】
ETFは「Exchange Traded Funds」の頭文字で、文字通り取引所(Exchange)で、取引される(Traded)投資信託(Fund)のことです。

ETFは市場価格で取引されるため、市場が開いている時間には、リアルタイムで売買が可能で自由度が高い商品です。一方で分配金が自動的に再投資されないので、複利効果は望めません。通常の投資信託は1日1回計算される基準価格で売買されて、分配金の受け取りか再投資を選べます。

ETFは特定の株価指数(たとえば日経平均株価やTOPIXなど)の動きに連動するように作られているため、手数料も安いことが多いです。普通の投資信託のように金額指定で100円単位の購入はできませんが、株式と比べると最低投資金額が安く、2万円以下で売買可能なETF(上場投資信託)が多数(70%くらい)あります。

【REIT(リート)】
REITとは、「Real Estate Investment Trust」の略で、不動産投資信託のことです。投資家から集めた資金で、オフィスビルや商業施設などの不動産を購入し、その不動産から得られる賃料収入や売却益を投資家に分配する金融商品です。

通常、不動産の購入は多額の資金が必要ですが、少額から始められます。比較的安定した配当が期待できることや、個人では投資しにくいオフィスビルやホテル、倉庫などの物件に分散して投資をすることができます。証券市場で売買できるので換金性も高いです。


● 本記事は、執筆時点の情報を元に作成しています。金融に関連する法律、制度が改正、または各社のサービス内容が変更される可能性がありますのであらかじめご了承ください。
● 本記事は株式投資情報の提供も行っていますが、特定の銘柄の購入を推奨するもの、またその有用性を保証するものではありません。個々の金融サービス、またはその金融商品の詳細については各金融機関にお問い合わせください。
● 投資には一定のリスクが伴います。売買によって生まれた利益・損失について、執筆者ならびに出版社は一切責任を負いません。投資は必ず、ご自身の責任と判断のもとで行うようにお願い致します。

著=肉乃小路ニクヨ/『いま必要なお金のお作法 幸せを呼ぶ40のマネープラン』

この記事に共感したら

Information

本ページはアフェリエイトプログラムによる収益を得ています

おすすめ読みもの(PR)

プレゼント応募

新規会員登録する

読みものランキング

読みものランキングをもっと見る

レシピランキング

レシピランキングをもっと見る

レタスクラブ最新号

レタスクラブ最新号詳細