忙しい&寒い年末は最低限の掃除で充分
「一年の汚れを年末にまとめて落とす大掃除は、時代に合っていないと感じます。忙しいからこそ、ふだんは落とし切れていない汚れを日々の掃除+αで落として、キレイをキープする『小掃除』がおすすめ」と中里愛子さん。
具体的にどんな小掃除を年末にするといいのか、教えてもらいました。
「冬は油汚れが落ちにくいので、換気扇掃除は不向き。寒いから水を使った掃除も極力したくないですよね。だから、いつもの掃除に1日5分だけプラスして、最低限キレイにすれば充分。ただ土日は少しだけがんばって、新年を気持ちよく迎えられるよう効率的に進めましょう」。
中里さん提案の年末スケジュールに沿って、きょうから小掃除を始めませんか?

毎日チェックしながら進めてみよう!
年末までの間、どこをどう掃除したらいいか、カレンダー形式でご紹介! 平日と土日、タイミングなども考慮してスケジューリングされているから、無理なく続けられます。掃除できたらチェックを入れて、楽しみながら進めてみて。
11/25(月)□ CHECK!
本格的な寒さの前に家の周りをキレイに
まずは庭やベランダ、室外機の周りなどをチェック。
「12月に入って本格的な寒さが訪れる前に、落ち葉やクモの巣などを取り除いておきましょう。排水溝のふたのゴミも、ほうきでササッと掃いて。吸気口も見落としがちな場所なので、伸縮タイプのハンディモップなどで掃除を」


11/26(火)~30(土)□ CHECK!
照明のホコリを落として少しでも明るく
11月末にもなると日照時間が短く、部屋が暗く感じるように。
「これから小掃除を進める中で汚れを見落とさないよう、まずは少しでも部屋を明るくする照明の掃除が肝心。掃除の基本も『上から』なので、天井照明のかさやシーリングライトなど、高い所のホコリを落として」


12/1(日) □ CHECK!
クリスマスツリーを出すついでに収納を掃除機がけ
12月に入り、クリスマスムードが高まるタイミング。
「ふだんはものの出し入れが少ない納戸や天袋などから、クリスマスツリーを引っ張り出す人も多いはず。そのついでに掃除機がけをしてホコリを取り除き、この1年使わず、この先も使わないものがあれば戻さずに処分すると◎」


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毎年気持ちは焦っているのに、なかなか腰が上がらない大掃除ですが、決められたスケジュールで毎日少しずつこなすのであれば、不精な私にもできる気がしてきました! 家をスッキリ整えて、穏やかな気持ちで新しい年を迎えたいですね。
文=徳永陽子