陰湿ないやがらせを描いたママ友ミステリコミック作者・ぱん田ぱん太さんに聞く「円滑なママ友付き合いのためにできること」

「ママ友トラブル」と聞くとどんなトラブルを思い浮かべるでしょうか。
陰口や噂話、ボスママや派閥、過干渉にマウンティング…。
様々なトラブルが思い浮かぶと思いますが、ちょっと変わったトラブルを描いた作品が今話題です。
「あなたの夫は不倫している。別れた方がいい」
優しい家族に囲まれて幸せな日々を送っていた主婦・赤松なつめが、不穏なメールを受け取ったことから始まるコミックエッセイ『ママ友4人の誰かが夫と不倫している』。メールを送った犯人は仲良しママ友グループの中の誰かひとりに違いないのですが、一体誰が、なんのために、こんなことをしたのでしょうか。
最後まで真犯人がわからない、ミステリ仕立てのストーリーになっています。
そこで今回は、作者のぱん田ぱん太さんにインタビュー。ママ友付き合いを円滑にする方法などをお聞きしました。
『ママ友4人の誰かが夫と不倫している』あらすじ
優しい夫とかわいい娘に囲まれて幸せな日々を送っていたなつめ。そんなある日、地域のお祭り準備に参加した夫のスマホから、「あなたの夫は不倫している。別れた方がいい」という不穏なメールが送られてきます。

遠回しに夫に聞いてみてもメールの真相はわからず、その後も犯人不明の嫌がらせが続きます。そしてなつめは、お祭りの準備に参加していた4人のママ友全員に疑いの目を向けるように。

そんな中、5家族合同での一泊二日の夏休みキャンプ計画が持ち上がります。この中に不倫相手がいるかもしれないのに、夫も呼んでお泊まりだなんて、一体どんな罰ゲーム!?

キャンプの日までに不倫の証拠を集めて、見えない敵と徹底的に戦うことを心に決めたなつめ。果たして夫の不倫相手の尻尾を掴むことはできるのでしょうか…?

ママ友付き合いを円滑にするために日頃からできることは?
――ぱん田ぱん太さんご自身もお子さんがいらっしゃいますが、ママ友付き合いをする上で難しいと感じることはありますか?
ぱん田ぱん太さん:一応今のところ、私自身はママ友関係で悩んだことがないんです。今一番仲のいいママ友は、息子の大親友のママですが、彼女はとてもいい方ですし、息子たちがお互いの家に遊びに行くとか以外の時にやり取りすることは無いので、特に問題無くやれています。
――それは理想的ですね! 日頃からママ友付き合いを円滑にするために、気を付けていることなどあるのでしょうか?
ぱん田ぱん太さん:「こちらの好意や感謝を行動で示すこと」です。例えば以前息子が向こうの家に遊びに行った際、本当にちょっとしたケガをしてしまい、ママさんが帰りに保冷剤を持たせてくれたんですね。それを後日返す時、本当に小さなお菓子と「ありがとう」というメッセージを添えた紙を一緒に入れておきました。
またさらに後日、向こうのパパさんが子どもたちをペットショップに連れて行ってくれて、その際の写真をスマホで送ってくれたのですが、その数枚の写真を印刷して本当にカンタンなちょっとしたアルバムにしてプレゼントしたりしています。
ものすごく豪華なプレゼントやお礼をするよりも、そんな些細で気持ちのこもったお礼をするのが、良好なママ友関係の秘訣だと思っています。


作者初の「完全オリジナル作品」。今後は本格ミステリも…
――ぱん田ぱん太さんは、ブログやSNSでも複雑な人間模様をテーマにした漫画をたくさん発表されていますが、どのようにしてネタを集めているのでしょうか?
ぱん田ぱん太さん:私自身の記憶をかき集めたり、発信者としてネット上で様々な方とやり取りする上でヒントを得たり、私の身近な友人や恋人の特性を理解するために勉強した心理学などを応用しています!

――この先、描いてみたいテーマや挑戦してみたいことはありますか?
ぱん田ぱん太さん:前作「ちっちゃくてかわいいワタシ~痛すぎる勘違い女の正体~」から今作まで担当していただいている編集さんと、今後もコンビでやっていきたいと思っています。私たちがミステリを好んでいるので、ぜひいつかは2人の脳と経験を合わせて本格ミステリに挑戦したいです。…数十年後とかかもしれませんが(笑)。

――最後に、読者へのメッセージをお願いします。
ぱん田ぱん太さん:今まではブログ作品の書籍化ばかりでしたが、今回は完全オリジナル作品を出版させていただくことになりました。私が「エッセイ絵日記ブロガー」から「漫画家」になれたのはブロガー時代から応援してくださっている皆さんのおかげです。もちろん、ブログは今後も続けていくので、ブロガーの肩書きが無くなるわけではないですよ!
私の根本は右も左も分からなかった駆け出しブロガーの頃の私のままです。今後も精進し、どんどん成長出来るよう努力するので、どうか見守っていていただければ嬉しいです!
***
今後は本格ミステリ作品にも挑戦してみたいとお話ししてくださったぱん田ぱん太さん。複雑な人間模様を描くぱん田ぱん太さんのこれからの活躍に期待大ですね!
取材・文=宇都宮薫
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