洗濯ブラザーズ流タオル長もちの極意五カ条
その1:基本的に洗剤だけでOK

「柔軟剤は衣類の繊維をコーティングして肌触りをよくしますが、タオルのパイルがコーティングされると、吸水性が落ちてしまう場合も。また柔軟剤の洗い残しがあると繊維をもろくし、けばが出たりかたくなったりする原因に」
その2:タオルだけまとめて洗う

「パイルの抜けやけばだちを防ぐには、ほかの洗濯物と一緒に洗わないのがベター。タオルだけで洗うのがたいへんなときは、できるだけ汚れの少ないものと洗うことで、汚れ移りやニオイの防止につながります」
その3:詰め込み過ぎずたっぷりの水で洗う

「洗濯機にギュウギュウに詰め込むと、汚れが落ちにくくなるだけでなく、タオルどうしがこすれてパイルが傷み、けば落ちしてしまいます。たっぷりの水の中で、タオルがよく動くように洗いましょう」
その4:洗濯後、ぬれたまま放置しない

「タオルに限らず洗濯物をぬれたまま放置すると、ニオイ菌が発生しやすくなります。また脱水でパイルが潰れたまま表面が乾き、ふわふわ感を損ないます。洗濯が終わったら速やかに干すこと」
その5:必ず陰干しする

「タオルがかたくなる原因の一つが、繊維の劣化です。太陽に当ててしっかり乾かしたい人もいると思いますが、繊維は紫外線によって傷むので、陰干ししましょう。カラカラに乾かし過ぎるのもNG」
良かれと思ってやっていたことが、実はタオルのふんわり感をそこなっていたとは…。「長持ちの極意」を意識して、ふわふわタオルで快適な毎日を過ごしたいですね。
撮影/合田和弘 イラスト/髙栁浩太郎 編集協力/鈴出智里
文/さいとうあずみ