まずはタオルをきちんと洗うこと! 下ろしたてをキープする洗濯術
1:洗濯槽に水をいっぱいため、表示どおりの量の洗剤を入れる

全自動洗濯機は、洗濯物を入れてから水をためる仕組みですが、プロは先に水をためるのが基本。「水と洗剤を先に混ぜ合わせることで、洗浄力を最大限に引き出せます」
2:タオルを入れる。ただし、水の高さの半分くらいまで!

「縦型洗濯機の場合、水流を使って洗うため、詰め込み過ぎると互いに絡まってしっかり洗えません」。フェイスタオルなら10~12枚、バスタオルなら3~4枚程度の量が目安*。
*洗濯機の容量が8kgの場合。
3:すすぎは注水で2回に設定

洗濯機の「すすぎ」は通常、水をためてすすぎますが、「注水」を設定すれば、キレイな水を注ぎながらすすげます。「タオルの嫌なニオイの発生を防ぎたいなら、『注水』で『すすぎ2回』を定期的に行ないましょう」
4:5〜6分、脱水する
最後は脱水にかけて完了。「脱水は遠心力を使ってタオルを圧縮するので、長くかけ過ぎるとパイルが潰れてしまいます。ただし早く乾かすためにも脱水は必須なので、5~6分程度で」
ドラム式の場合はどうする? 事前にタオルをぬらす一手間がカギ!
その1...タオルをぬらしてから入れる
「先に水をためておけないので、事前にタオルをぬらしてから洗濯槽に入れることで解決。また少量の水でたたき洗いをするため、詰め込み過ぎず、水の量も多めに設定を」
その2...洗剤と水を1:1で割ってから入れる
「洗剤も同様に、先に水と1:1の割合で混ぜ合わせてから洗濯槽に入れることで、洗浄力を高めることができます。注水でのすすぎと、脱水もマスト」
ちょっとした気遣いを重ねることで、ふんわり感が長続きするのですね。きちんと洗って快適なタオル生活を楽しみたいと思います!
撮影/合田和弘 イラスト/髙栁浩太郎 編集協力/鈴出智里
文/さいとうあずみ