お風呂を「眠る前に過ごす部屋」に。睡眠の専門家が監修したシステムバスルーム「おやすみBEVAS」が画期的！

皆さん、最近ちゃんと眠れていますか？ 10代20代の頃はどんな時もぐっすり眠れることが特技だった私も、40代の今や布団の中で目を瞑っても全然眠たくならず、ようやく眠れても夜中に何度も目が覚めてしまう日々…。何か抜本的な睡眠対策はないだろうかと考えていた時に、「良い眠りに導くためのシステムバスルーム」をパナソニックが発売するという情報が。一体どんなものなのか、商品発表会に伺って調査してきました！

日本人女性の約４割が睡眠不足！心身にもさまざまな影響が…

会場では「おやすみBEVAS」を監修した睡眠改善インストラクターの小林麻利子さんとパナソニックハウジングソリューションズ・バス企画開発部の瀬口佳奈子さんによる「睡眠」をテーマにしたトークセッションが行われました。

睡眠系のグッズはいろいろなものがありますが、「お風呂」から睡眠にアプローチするなんて画期的じゃないですか！？　実はこちらの商品が企画された背景として、日本人の「睡眠不足」の問題があるのだそう。

厚生労働省が発表した『健康づくりのための睡眠ガイド2023』によると、男性の37.5％、女性の40.6％は、１日の平均睡眠時間が６時間未満。また、国際的にみても、平均睡眠時間の長さはOECD加盟国33カ国のうち最下位の33位！

ちゃんと眠れてない人が多いような気はしていたけど、まさかの最下位とは…。睡眠不足は日本全体の社会問題でもあるのですね。

満足に睡眠がとれていないと、心身にさまざまな悪影響が。眠りが浅いと血糖値が高くなり、糖質が脂肪に変わりやすくなるのだそう。それはつまり、太りやすくなるということ。不眠が体型の問題にまでつながっているなんて驚きですよね…！　また、糖尿病患者の60%、高血圧患者の40%が不眠であるということもわかっているそうです。

さらに7～8時間の睡眠が取れていないと怒りっぽくなったり仕事のやる気が起きなかったりと、心の面でも不調が生じてくるんです。病気やストレスと睡眠の関係は非常に密接なんですね。

心身にさまざまな悪影響を及ぼす睡眠不足。では一体どうしたらちゃんと眠れるようになるのか気になるところですが、厚生労働省の『健康づくりのための睡眠ガイド2023』には、良い睡眠をとるために大切なものの一つに「入浴」が挙げられているのだそう。入浴のタイミングや温度などを工夫して、就寝前にしっかり身体を温めることが、速やかな入眠をもたらすのですね。

そこで今回、日本人が慢性的な睡眠不足であることに着目して企画されたのが、システムバスルームの新プラン「おやすみBEVAS」なんです。バスルームを「眠る前に過ごす部屋」として考え、ただ単に体を洗うだけでなく、日々の暮らしの中で「質のいい睡眠に繋がる空間」として、お風呂のあり方を1から見直したのだそう。

睡眠という切り口からバスルームを企画するのは、パナソニックとしてもこれまでにない試みなんだそうです。

システムバスルームの新プラン「おやすみBEVAS」の推しポイント５つ

商品発表会の会場にはおやすみBEVASの実物が展示されていたので、浴槽に入ってフィット感を試してみたり、スイッチで光の色合いを調節してみました。実際にお湯を張って入浴しているシーンを想像しつつ、「これはぜひ導入したい！」と思った推しポイントを５つご紹介します！

夜を思わせるブラック色の天井

眠りにとって大事なのが、暗闇を感じること。ブラック天井は反射率が低く光を吸収するため、視覚的な刺激を抑えることができ、私達の脳を「今から眠るモードなんだ」と誘導してくれるのだとか。湯船に体を横たえると夜を思わせるブラック天井が視界に入ってくるので、寝る前に心も体も整えることができそうです。

薄暗さが落ち着く照明演出

バスタブのすぐ横にあるスイッチで、お湯に浸かったまま主照明を調色したり、天井照明を消して演出照明のみを点灯させることができます。低い位置のアッパーライトを点灯させて浴室内の照度を抑えると、ほんのり薄暗くなり、浴室がくつろぎの空間に！

リラックス効果抜群のリクライン浴槽

足の先から首の付け根まで無理なくゆったり浸かれる「リクライン浴槽」。頭から首すじ、肩甲骨まで身体にしっくり沿った浴槽のラインで、プカプカと浮力を感じながらリラックスして入浴することができます。首の付け根までお湯にしっかり浸かる完全浴ができるので、身体が芯から温まりますね。

湯冷めしにくいマイクロバブル入浴

スイッチ一つで、酸素を含んだミクロの泡に包まれる「酸素美泡湯」が楽しめます。マイクロバブル入浴によって身体がよく温まり、湯上り後もぽかぽかが長続き。すぐには湯冷めしにくくなるので、身体が冷めないうちにお布団に入れそう！

安らぎの音に包まれるシーリングバスオーディオ

オプションの天井一体型のスピーカー「シーリングバスオーディオ」。スピーカーが天井裏にあるので、バスルーム全体に音が響いてまるで音楽に包み込まれるような感覚に。ゆったりお風呂に浸かりながら優しい曲を流して、安らぎのひと時を楽しみたいですね。

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眠る前の時間をバスルームでゆったり過ごすことができれば、睡眠の改善はもちろん、心や身体にもいい影響がありそうですよね。素敵なバスルームに想いを馳せつつ、まずは寝る直前まで仕事をしたりスマホを見るのをやめて、お風呂にしっかり入ることからはじめてみます！

取材・文＝宇都宮薫