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「ピアス」「ペットボトル」は英語じゃない!? 海外では意味が伝わらない和製英語40選
コンセント
配線から電気を得るためのプラグ用差し込み口をコンセントと言いますが、これは和製英語です。明治時代頃、差し込み口とコードが一緒になったconcentric plugというものがあり、差し込む方をプラグ、差し込まれる方をコンセントと言うようになりました。英語でconsentと言うと「承諾」を表します。正しくは、outletやsocketです。
ベビーカー
赤ちゃんを乗せて移動するのに便利なベビーカーは、海外の人が聞くとbaby carとなり子供が乗るおもちゃの車だと勘違いしてしまいます。正しくは、アメリカではstroller、イギリスではpramやbuggyなどと言います。
ノートパソコン
そもそもパソコンが日本独自の略語で、正しくはpersonal computerです。PCは通じます。正しくは、膝の上に載るくらいの大きさということでlaptopです。ちなみにデスクトップは英語でもdesktopです。
ナイーブ
純粋さや傷つきやすさを表す時にナイーブと言いますが、英語のnaiveの本来の意味は「世間知らず」「お人好し」などネガディブなイメージの単語です。正しくは、sensitiveやdelicateなどです。
ソフトクリーム
渦巻き形のアイスクリームをソフトクリームと言いますが、海外の人が聞くと、柔らかいクリームと勘違いします。正しくは、soft serve ice creamです。ちなみにアイスと言うと氷となってしまうので併せて注意が必要です。
アメリカンコーヒー
アメリカンコーヒーとは、広義の意味では浅煎りのコーヒー豆で淹れたコーヒーを指しますが、世間一般で認識されているのはドリップコーヒーのお湯割りではないでしょうか。ただこれらはどちらも日本での話で、アメリカ式のコーヒーという意味で作られた和製英語です。お湯割りの意味で伝えたい場合は、weak coffeeです。浅煎りを伝えたい場合は、light roasted coffeeなどになります。
マイナスイメージ
英語ではnegative imageもしくはbadimageです。
ホームページ
インターネット上でWebブラウザを開いた時に表示されるWebページを日本ではホームページと呼んでいますが、海外ではwebsiteと呼びます。また、特定のWebサイトへの入り口に当たるページのことを日本ではトップページと呼びますが、海外ではこれをhomepageと呼びます。
ピーマン
これ実はフランス語でトウガラシを意味する“piment” から来ています。英語で、green pepper もしくはbell pepperです。
ノルマ
実はロシア語で、日本で使われている意味と同じく「やらなければならない仕事量」を意味します。第二次世界大戦後に日本で広まったとされ、英語ではquotaと表します。
ビジネスホテル
出張時などによく利用する割安のホテルですが、英語圏ではBusinessmanというと、CEOなどの偉い方を指すため少し高級なホテルを表します。飛行機のビジネスクラスと同じ理由です。正しくは、budget hotelもしくは単にhotelなどです。
トイレ
英語でも「便器」「便所」を意味するのですが、下品なイメージを与えてしまいます。正しくは、restroomもしくはbathroomです。restroomは公共の場、bathroomは家の中のトイレを表します。
シール
裏にノリがついているものをシールと呼びますが、海外の人が聞くと印鑑のことなどをイメージします。正しくは、stickerです。日本でもステッカーと呼ぶこともありますよね。
ミシン
英語ではsewing machineと言いますが、幕末に日本にペリーが持ち込んで以降、このmachineの発音を「マシン」ではなく「ミシン」と読み違えたことからついた名前のようです。
シュークリーム
実は語源はフランス語で「クリームの入ったキャベツ」という意味です。英語圏の人が聞くと、shoecream(靴磨き用のクリーム)と勘違いします。英語では、cream puffです。
ゴールデンタイム
テレビの視聴率が高い19時から22時頃までの時間帯をゴールデンタイムと呼びますが和製英語です。正しくは、prime timeです。primeには「最高級」という意味があり、Amazon プライムなどよく聞きますね。
スマート
体型が細身な方や態度が洗練されている方を「スマート」と言いますが、英語で“smart” と言うと「賢い」の意味となります。「スマートフォン」などはまさに「賢い電話」の意味です。細身であることを伝えたい場合はslim、態度が洗練されていることを伝えたい場合はurbaneやelegantなどになります。
バージンロード
花嫁が教会で祭壇に向かって歩く通路をバージンロードと言いますが、これは日本の結婚式場業界がつけた和製英語です。英語圏でvirginはあまり口に出さない単語らしく、またroadも道路を表すため教会の通路を表現するのには不適切です。正しくは、wedding aisleです。
レンジ
電子レンジのレンジはrangeから来ており「範囲」の意味の他に一応「(調理器具としての)レンジ」がありますが、英語圏では伝わりません。正しくは、microwave ovenで一般的にはmicrowaveと呼ばれているそうです。
ドンマイ
ミスした相手を励ます時に「気にするな!」という意味で、“Don’t mind.” を略した言葉ですが、励ましの言葉では伝わらず、「構わない」という意味で伝わってしまいます。正しくは、“Never mind.”もしくは“Don’t worry about it.”です。
【著者】けんたろ
国公立大学院卒業後、営業マンとして社会人生活をスタート。趣味のクイズや読書を通じて言葉の奥深さを実感。「昨日よりちょっぴり賢いあなたへ」をモットーに、会話が苦手な方の話のネタや、勉強が苦手な方の興味を引く言葉の知識やクイズを発信中。Xフォロワー8.7万人(2024年11月時点)、メディア紹介多数。Voicyパーソナリティとしても活動。
X https://x.com/kenlife202010
voicy https://voicy.jp/channel/3730
著=けんたろ/『けんたろ式“見るだけ”ことば雑学辞典 図解とクイズで広がる教養』
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