大ヒット映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』監督・キャストが待望の来日! 舞台挨拶レポート

映画ファンの熱い注目を集め、SNSでいま話題なのが『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』。2025年1月17日に公開されて以来口コミで火が付き、リピーターが続出して香港映画としては異例の大ヒットとなった作品です。
映画で印象的なシーンに登場する叉焼飯が話題となり、コラボメニューを提供するお店に食事に行ったり、自分で実際に作ってみる人が続出しています。レタスクラブでも先日、家庭でも作りやすい叉焼飯のレシピをご紹介したところ、とても多くの方に実際に作っていただきました。

さて、日本でこの映画が大ヒットしていることは香港の映画界でも話題になっているようで、このたび監督とキャストが来日しての「大ヒット御礼!舞台挨拶付き上映会」が実現。この日のチケット発売は深夜0時受付開始にも関わらず、キャストにひと目会いたいファンが殺到して壮絶な争奪戦に。上映会当日は映画に登場するキャラクターのコスプレをしたり、応援うちわやメッセージボードを用意したファンの方々がつめかけ、会場は熱気に包まれました!
それでは、映画の上映終了後の監督・キャストのご挨拶をレポートいたします。
『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』大ヒット御礼!舞台挨拶レポート

登壇したのは監督のソイ・チェン氏、俳優のルイス・クー氏、レイモンド・ラム氏、トニー・ウー氏、ジャーマン・チョン氏の5名。日本語の映画タイトルが入ったおそろいのTシャツを着ていますが、これは日本スタッフに内緒で5人が用意してくれたものなのだとか! 上着の前を開けてTシャツを見せてくれる場面もありました。

まず監督のソイ・チェン氏が「日本の皆さん、こんにちは。こうやって日本の皆さんとここで会えたことが嬉しいです」と挨拶。客席からは温かい拍手が贈られます。

続いて映画では九龍城砦のリーダー的存在・龍捲風 (ロンギュンフォン)を演じた、ルイス・クー氏がご挨拶。香港で絶大な人気を誇る大スターです。

日本語で「みなさん、こんにちは。私はルイスです。愛してる」と挨拶すると、客席からは大きな歓声が。

映画の中では黒社会に騙されて追われ、逃げ込んだ九龍城砦で仲間たちと友情を育んでいく陳洛軍(チャン・ロッグワン)を演じたレイモンド・ラム氏のご挨拶です。

レイモンド・ラム氏「今回このトワイライト・ウォリアーズをみなさんに気に入っていただけてとても嬉しいです。ぜひもっといい作品をまた持ってきたいと思います」

続いて、黒社会の若者ながら愛嬌たっぷりの日本刀使い・十二少(サップイー)を演じたトニー・ウー氏。

トニー・ウー氏「皆さんありがとうございます、トニー・ウーです。皆さん、今回このトライライトウォリアーズを気に入っていただけて、とても嬉しいです。この後まだパート2、パート3と(続編が)あると思いますので、監督の意向に沿って頑張って撮っていきたいと思います」

医者として九龍城砦の住民から厚い信頼を寄せられている仮面の男・四仔(セイジャイ)役を演じたジャーマン・チョン氏は、笑顔で指ハートを作るなど客席にファンサービスもたっぷり。

彼は映画の中でも日本語のセリフがあるのですが、「皆さん、こんにちは。愛してる、too」とルイス・クー氏に続いて日本語で挨拶し、客席を沸かせました。さらに、「今回こうやって日本に来て皆さんに会えてとても嬉しいです。自分は日本が初めてなんですね。もっと頑張ってもっと日本に来られるようにしたいと思います」と話しました。
日本での興行収入が2億円を突破
ここで司会者からこの映画が累計13万人を動員、イベントの前日までに興行収入2億円を突破したことが発表され、客席から大きな歓声が。客席に「2回以上観た方は?」「10回以上観てる方」とリピート回数を尋ねると、多くの方を手を上げ、リピーターの多さを伺わせました。

日本でヒットした理由について問われた監督は「自分でもこれだけ日本の方に受け入れられたということに驚いています。日本の方に受け入れられた要因はいろいろあると思います。 例えばアクションだったり、それから今は無き九龍城を再現したこともあると思います。 それからアクションの表現に漫画的な表現を結構加えてるんですね。自分も子どもの時から日本の漫画やアニメ、映画が大好きで、それらを見て育ってきたので、今回それを思い切り発揮できたと思っています。 そこが日本の観客の皆さんに受け入れられたんじゃないかなと思います」と答えました。

さらに、「今日は一人いないんですが、ここにいる四人の友情(編集部注・信一役のテレンス・ラウ氏は今回来日していませんが、陳洛軍・信一・十二少・四仔の登場人物を指して)、そういうところが日本の方の心に響いたんじゃないかなと思います」

「それともうひとつ、今回この九龍城を再現するにあたって、日本にあった九龍城の写真集などの資料がかなり参考になりました。ここで改めて、そういった資料を残してくださっていた日本の皆さんに感謝します」と話しました。
司会者からの「まだメディアで話したことがない撮影にまつわるとっておきのエピソードをお願いします」というリクエストに、俳優陣がひとりひとり回答します。

ルイス・クー氏「叉焼飯を洛軍にごちそうするシーンがあるんですけど、あそこが印象に残っている好きなシーンですね。 その撮影の時にあったことなんですけれども、彼があまりにも急いでかっこみ過ぎたんで、いきなり噴き出したんです。だから自分の体とか顔とかにも、ご飯粒とかチャーシューのかすとかがいっぱい付いてしまって。 それでも監督はNG出さなかったんです。 仕方なくそのまま演じ続けました(笑)」

ルイス・クー氏のエピソードには、共演者からも思わず笑顔がこぼれます。さらに、「自分も叉焼飯が大好きですし、これから叉焼飯がヒットするといいと思います」と続けるルイス・クー氏。ファンの間でもますます叉焼飯人気が高まりそうですね。

レイモンド・ラム氏「アクションのシーンの印象がやっぱり一番深いですね。 ここでアクション監督の谷垣健治さんにありがとうと言いたいです。アクション以外で好きなシーンだと、信一(ソンヤッ)が自分の服を洛軍にあげるシーン。 あそこは、洛軍が初めて違う服を手に入れた、という場面でとても印象に残っています。まあ、あれは信一が着古した服や気に入らない服だったんですけれど(笑)」

トニー・ウー氏「一番好きなシーンはあのラストシーン。4人が屋上のような建物のへりのところに座って、飛行機を見ているシーンがありますね。 あのシーンが何を意味するかというと、彼らがこれから向かう希望を象徴していると思うんです。 あそこに立って空を見て、飛んでる飛行機を見て、自分の将来への希望というのをそこで感じていると思う。 希望を捨てない、希望を持ち続けるっていうことが大事なんだっていうメッセージだと思いますので、それをぜひ皆さんに分かっていただけたら嬉しいです」

ジャーマン・チョン氏は「自分が一番印象に残っているのは、4人で麻雀を打っているシーンです。あのシーンが撮影の最終日だったんですね。だから、あのシーンを今でも見ると、あの時のことを思い出します」と思い出深そうに語りました。

トークのあとは撮影タイム。マスコミだけでなく客席も撮影OKでフォトセッションが行われました。アクションのポーズを取って、のリクエストに笑顔で応えるルイス・クー氏。さらに他のキャストもそれぞれアクションの構えで写真撮影を行いました。

さらに5人のたっての希望ということで客席を背景に一緒に撮影する時間も。監督とキャストは興行収入2億円突破を記念した「200,000,000」のバルーンを手に、観客もそれぞれ応援うちわやメッセージボードを掲げて記念撮影となりました。

映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』


1月17日(金)新宿バルト9ほか全国劇場にて公開
(c)2024 Media Asia Film Production Limited Entertaining Power Co. Limited One Cool Film Production Limited Lian Ray Pictures Co., Ltd All Rights Reserved.
配給:クロックワークス


<ストーリー>
九龍城砦(きゅうりゅうじょうさい)――かつて無数の黒社会が野望を燃やし、覇権を争っていた。
80年代、香港へ密入国した若者、陳洛軍(チャン・ロッグワン)は、黒社会の掟に逆らったことで組織に追われ、運命に導かれるように九龍城砦へ逃げ込む。そこで住民たちに受け入れられ、絆を深めながら仲間と出会い、友情を育んでいく。やがて、九龍城砦を巻き込んだ争いが激化する中、陳洛軍たちはそれぞれの信念を胸に、命を懸けた最後の戦いに挑む――。


監督:ソイ・チェン アクション 監督:谷垣健治 音楽:川井憲次
出演:ルイス・クー、レイモンド・ラム、テレンス・ラウ、フィリップ・ン、トニー・ウー、ジャーマン・チョン、リッチー・レン、ケニー・ウォン、サモ・ハン、アーロン・クォック
2024年/香港/125分/カラー/シネマスコープ/5.1ch/原題:九龍城寨之圍城/PG12
取材・文=レタスユキ
Information
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