目に見えないお歳暮!? “体験”や“サービス”をプレゼントする「コトギフト」が急増中

#くらし   
最近の消費の形は“モノ”ではなく“コト”を重視


日頃お世話になっている人に感謝の気持ちを込めて贈る“お歳暮”ですが、毎年贈っていると“ネタ切れ”になってしまうことも。そこで今回は、最近注目を集めているちょっと変わったお歳暮を紹介していきます。

 

「逃げ恥」の影響? お歳暮の新たな形


10月11日、フジテレビのニュースサイト「ホウドウキョク」が、今年の“お歳暮商戦”に関する記事を掲載。その中で、「家事代行サービス」をプレゼントするという変わったお歳暮も取り上げられました。

「株式会社ベアーズ」の「おそうじ美人」という商品で、受け取った人が家事代行やハウスクリーニングなどのサービスを受けられる“体験型ギフト”。「BLUE(青)」「GREEN(緑)」「出産応援(ベビーピンク)」の3種類がリリースされています。

受けられるサービスは種類によって様々で、「BLUE(青)」の場合は「家事代行サービス2.5時間」や「エアコンのハウスクリーニング」といった作業の中から1つを選ぶという仕様。「GREEN(緑)」は“ハウスクリーニング”に重点を置いた商品となっており、「出産応援(ベビーピンク)」は“家事代行サービス1回3時間”を合計10回受けることが可能です。

去年社会現象を巻き起こした「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)の影響もあって、家事代行サービスがぐっと身近になった昨今。“セレブ”だけではなく一般層の人たちの間でもニーズが高まっており、同商品にも「高齢者への贈り物にぴったりかも!」「こういった商品をきっかけにどんどん“家事代行”が広まって欲しい。そうなったら一般家庭も使いやすくなると思う」と注目が集まりました。

 

「コト消費」と「モノ消費」


【写真を見る】今年のお歳暮に「家事代行サービス」はいかが?


「ホウドウキョク」の記事では、“家事代行サービス”という斬新なお歳暮を「『コト消費』のお歳暮」と言い表しています。「コト消費」とは近年登場した言葉で、“体験”や“サービス”といった「使用価値」にお金を使う消費の形。以前まで主流だった、“車”や“冷蔵庫”などに所有欲を満たすために支出をする「モノ消費」と対をなす概念です。

近年では「モノ消費」よりも「コト消費」を重視する人が増えている傾向が。その典型的な例が、その日限りの体験に多額のお金を費やす“ハロウィン”。消費者庁も2017年版の「消費者白書」でハロウィンを最も普及した「コト消費」として取り上げ、「ここ数年の間に、若者が仮装し、友人と楽しむ姿が日本でもよく見られるようになり、その市場規模はバレンタインデーを超えたという試算もあります」と説明していました。

簡単に言えば、“モノ以外”の目に見えないものが重視される時代が来ているということ。そのようなニーズに合わせて、最近では「コト消費」のギフトが続々登場。「日帰り温泉」や「楽器レッスン」など、“体験”をプレゼントする“コトギフト”が多数販売されています。「ハム」や「ビール」といった定番のお歳暮もよいですが、今年は趣向を変えて目に見えない“コト”を贈ってみてはいかが?

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