鉄分足りてる?ちょっとした不調の原因は「鉄不足」かも!/鉄分貯金(1)

ちょっとした不調の原因は「鉄不足」かも

生理がつらすぎる! 生理痛で病院へ行ってもいいんですか? 【産婦人科医に聞く わたしとカラダの選択肢】
『疲れと不調にサヨナラ! 体と心をラクにする 鉄分貯金』1話【全8話】


世界でもダントツ!日本女性の4~5人に1人は「鉄不足」状態

力が出ない、疲れやすい、朝起きられない、イライラする…。日常で感じるちょっとした不調の原因は、実は「鉄不足」にあるかもしれません。
鉄不足とは、酸素を運ぶ赤血球が作られにくくなり、体内が酸欠状態にあるということ。世界では国を挙げて対策をするほど深刻な問題なのですが、なんと日本女性は突出して鉄不足な状態であることがわかっているそう。

鉄不足の改善で元気になった女性を多くみて来た、予防医療コンサルタントの細川モモさんが、鉄分貯金の大切さを解説してくれます。

※本記事は細川 モモ (著)、村野 直子(監修)の書籍『疲れと不調にサヨナラ! 体と心をラクにする 鉄分貯金』から一部抜粋・編集しました。


「鉄不足=貧血」だけじゃない
酸欠状態で日常生活を送っているようなもの

鉄不足というと貧血を思い浮かべると思うのですが、それと鉄不足による症状は、じつは別物です。よく朝礼などで倒れるときの貧血は血の気がひいて目の前が真っ白になりますよね。
それは低血圧や迷走神経反射などが関係していて、血液の循環が関わっています。一方、鉄欠乏性貧血は「体内の酸素量が少なく、体の酸素量を必要なだけ補給できない」ことを指します。全身に酸素を運んでいるのは血液です。
その血液の大半を占める赤血球が鉄と関係していて、鉄が不足すると赤血球がつくられにくくなり、要は運ぶ配達員が不足するのです。すると、酸素が行き渡らなくなって息切れがする、だるい、頭痛がする、記憶力が低下する、顔色が悪い、髪の先まで栄養がいかないなどといった全身に症状が出るのです。

鉄不足のサイン


著者/細川モモ(ほそかわ もも)
一般社団法人ラブテリ代表理事。医師・助産師・管理栄養士・博士などの専門家から成る母子健康推進を活動目的としたプロジェクトチーム「ラブテリ トーキョー&ニューヨーク」を発足させ、現在まで貧血調査含めて述べ7,000名の女性の健康調査を行っている。

監修:村野直子(むらの なおこ)
「むらのクリニック」副院長。医学博士・消化器内科医。消化器内視鏡専門医・指導医。内科認定医。埼玉医科大学卒業後、大阪医科大学などの勤務を経て2011年より現職。

イラスト:小迎裕美子

著=細川 モモ 、監修=村野 直子/『疲れと不調にサヨナラ! 体と心をラクにする 鉄分貯金』

この記事に共感したら

Information

本ページはアフェリエイトプログラムによる収益を得ています

おすすめ読みもの(PR)

プレゼント応募

新規会員登録する

読みものランキング

読みものランキングをもっと見る

レシピランキング

レシピランキングをもっと見る

レタスクラブ最新号

レタスクラブ最新号詳細