行き過ぎた「健康食品」神話に消費者庁が待った! 相談件数も年々増加

「食べるだけで痩せられる」「必須栄養素をまとめて摂取できる」など、魅力的なコピーが目立つ健康食品。私たちの生活にもすっかり定着し、健康増進のために健康食品を毎日食べている人も少なくありません。
しかし、そんな健康食品の「健康神話」に、消費者庁が待ったをかけました。パンフレットやリーフレットを発行し、注意を呼びかけています。
健康食品の過信に注意
消費者庁が作った健康食品に関するパンフレットやリーフレットは、10月2日よりサイトでも公開されています。その中には、健康食品に関する消費者からの質問や、消費者庁からの回答が掲載されています。
「痛みを軽くしたり、病気を治したい」という理由で健康食品を使いたいという質問に対して、消費者庁は「健康食品は、あくまでも薬ではなく食べ物で、薬のように痛みを軽くしたり病気を治すものではない」「現在、病気に対してはっきりとした治療効果のある健康食品は存在しない」と回答しています。
さらに「天然由来の成分でも安全とは限らない」「健康食品の体験談は都合のいい話だけを抜き出しているかもしれない」と、健康食品がはなばなしく売り出しているセールスコピーも、ばっさり切り捨てています。

被害相談も年々増加している!
消費者庁の発表によると、2014年には1万8512件だった健康食品に関する相談件数が、2016年には2万9312件にまで増加しています。「健康食品で体調が悪くなった」という被害相談も、2014年には683件だったのに対し、2016年には1866件まで増加。
じつは、健康食品の効果や安全性は、薬のように厳密に確認されているものではありません。そのため、効果がなかったり、逆に体調を崩してしまったりすることもありえるのです。
「健康食品だから」と簡単に信用せず、自分に合うかどうかを試しながら、生活に取り入れるようにしていきたいですね。

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