こんなにかかる!? 高校時代に必要になる「子どもの教育費」を試算してみた

高校でかかる学費に加え、子どもが進学するとなると大学受験費用などが必要に!


教育費を貯めるための第一歩は、わが家ではおおよそいくら必要なのかを知ること。学校にかかるお金と、学費と異なり見落としがちだけれど実は必要な費用とを分けて、具体的に見ていきましょう。

 

学校生活にかかるお金


高校でかかるお金を示しました。子どもが選ぶコースに沿って教育費を足せば、いくらかかるか試算できます。

●公立 約73万円(年間約24.3万円×3年)

学校教育費は年間24.3万円で、私立とは50万円もの差! 公立高校は2010年から全国で授業料が無償化されています(2014年から所得制限の導入あり)。

●私立 約222万円(年間約74.0万円×3年)

学校教育費は年間74.0万円。東京都では2017年度より年44万2000円までの私立授業料が無償化されて、保護者の負担軽減が図られています(所得制限あり)。

※教育費のデータは、文部科学省 平成26年度「子供の学習費調査」の学校教育費と学校給食費の合計額、日本学生支援機構「平成26年度 学生生活調査」の支出(学費と生活費を足した数字)、東京都専修学校各種学校協会「平成28年度 学生・生徒納付金調査」を参照。

 

見落としがちな落とし穴


【画像を見る】希望大学に受からなかった場合は、浪人時の予備校代も必要に


ファイナンシャルプランナーの氏家さんによれば、「見落としがちな教育費の落とし穴に要注意」。進路にもよりますが、塾代をはじめ、上に示した金額だけでは足りません。

●落とし穴1:大学受験費用

★私立大学の受験料 35万円(1校当たり3.5万円×10校受けた場合)

★滑り止めの大学に払う入学金 約20~25万円

国立大学の検定料は、センター試験3科目以上で1万8000円、2次が1万7000円。私立はチャレンジ校、実力相応校、滑り止め校を2~3校ずつ受けると、あっという間に10校に。ムダになるかもしれないけれど、払わないわけにはいかないのが、滑り止めの大学への入学金。

●落とし穴2:浪人時の予備校費

★私立文系の場合 約109万円/年

河合塾の私立大文系コース、2017年度のデータでは、入塾金10万円、年間授業料68.5万円。それに、夏期講習、冬期講習費が30万円程度かかります。自宅から通えない場合は、寮や1人暮らしの費用がプラスに。

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Information

教えてくれたのは:氏家祥美さん
ファイナンシャルプランナー。ハートマネー代表。キャリアコンサルタントの資格も持ち、お金・仕事・生活時間のバランスが取れた「幸福度の高い家計」作りをサポートしている。著書は『子どもの年代別大学に行かせるお金の貯め方』(PHP研究所)など。大学生と中学生の子どもの母。

イラスト=西村オコ 編集協力=生島典子

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