もうすぐ母の日。みんなはお母さんに何を贈ってる?2万1千人のアンケート結果を大公開!

ニッセイ(日本生命保険相互会社)は2025年3月、母の日に関するインターネットアンケートを実施して、2万1184名から回答を得ました。昨年(2024年)と比較しながら、その結果をご紹介しましょう。なお、回答した人の割合は女性がやや多く、年代別では50代が最多です。
まず、「今年は『母の日』にプレゼントを贈る予定ですか?」と尋ねたところ、「贈る」と回答した人は全体の77.2%。昨年より2.2ポイント上昇しています。
ちなみに、「贈らない」とした方に「プレゼントを贈らない理由は何ですか?」と尋ねたところ、最も多いのが「贈る習慣がないため」で、この回答が全体の44.0%を占めました。ただし、この理由を挙げた人は昨年より2.4ポイント減っています。

続いて、「贈る」と回答した人に、「何を贈る(実施する)予定ですか?」と聞いてみました。
1位は「生花・カーネーション」で、全体の42.8%を占めています。この回答は、すべての年代でダントツの1位で、40代以上では4割を超えました。やはり定番の「花」は人気が高いですね。
2位が「食事」で14.6%、3位が「健康飲料・食品」で僅差の14.5%でした。
ただし、20代以下では「食事」や「健康飲料・食品」の割合は低く、代わって全体5位の「小物・アクセサリー」が、ほかの年代と比べて高いのが印象的です。
なお、「手紙・メール・絵」と答えた人はわずか2.1%で10位でした。

反対に、「あなたが配偶者・お子さんにしてほしいこと・貰いたいものは何ですか?」と聞いてみたところ、やはり1位は「生花・カーネーション」で、全体の30.1%。2位も同様で、「食事」25.2%。3位は「スイーツ」で17.1%でした。
贈る側のアンケート結果とは大きく異なるのが、4位の「手紙・メール・絵」で、12.8%。選んだ人の割合が、贈る側より10.7ポイントも高くなっています。この項目を選んだ人の割合を年代別で見ると、20代以下が24.3%、30代が27.5%と、20~30代では1位の「生花・カーネーション」に迫る勢いです。

小さな子をもつ年代のお母さんたちは、子どもたちが一生懸命に書いてくれた手紙や似顔絵をもらうのが、何よりうれしいのでしょうね。

プレゼントの予算や希望金額については、贈る方のプレゼント予算は「3,000 円~5,000 円未満」が 39.4%と最も多く、それに対して贈られる方の希望額は「3,000 円未満」が 36.7%と最も多くなりました。
また、贈る方のプレゼントの平均予算が5,848 円なのに対し、贈られる方の希望金額の平均は4,514 円となり、その差は1,334円に。贈られる方の希望額の1位は「3,000 円未満」で、この回答が全体の4割近いわけですから、贈られる側はあまり金額にはこだわらないのかもしれません。

ニッセイ基礎研究所 生活研究部 上席研究員の久我尚子さんは、次のように話しています。
「『母の日』のプレゼントは、定番の『生花・カーネーション』がトップとなり、昨年より10 ポイント以上上昇しました。一方、『食事』は全世代で減少となりました。昨年はコロナ禍明け初の本格的な母の日で、『会って食事』のニーズが高まりましたが、今年は『やっぱりカーネーション』と、定番回帰の傾向がうかがえます。
例年、贈る側と比べて、贈られる側では『手紙・メール・絵』の割合が高く、プレゼントに求める金額も低めですが、今年の調査でも同様の傾向が見られました。贈られる側は、金額よりも気持ちのこもったプレゼントを望んでいるのでしょう」
親とのコミュニケーションが密な人は7割以上がプレゼントを贈る

では、みなさんは普段、どのくらいお母さんとコミュニケーションを取っているのでしょうか。
「母親とどれくらいの頻度でコミュニケーションを取っていますか?」という質問をすると、「母親と週に 1 回以上コミュニケーションを取る」と回答した方は52.4%で、昨年の50.8%と比べて1.6ポイント上昇しています。
ただし、この質問の回答は男女差が大きく、「母親と週に 1 回以上コミュニケーションを取る」と回答した女性は 64.1%ですが、男性は 39.2%と低く、24.9ポイントもの差があるのです。昨年より女性のポイント数が上がったので、ますますその差は開いています。女性は母親と電話やメールをするのに抵抗感が少ないのに対し、男性は母親と直接コミュニケーションを取るのに照れを感じるのでしょうね。

では、「母親とのコミュニケーション頻度」と「母の日のプレゼント」に関連性はあるのでしょうか?
アンケートによると、母親と「月に1~2 回以上」コミュニケーションを取る方の75%以上が、母親または配偶者にプレゼントを贈ると回答しています。これが「3か月に1回」という方になると、プレゼントを贈る割合は66.4%に減少してしまうのです。
「昨年は、週1回以上母親とコミュニケーションを取る人が約10 ポイント上昇しましたが、今年は大きな変化は見られませんでした。プレゼントの傾向と同様、コロナ禍の収束により、日常が『通常運転』に戻ってきた様子がうかがえます。
また、日頃から女性の方が男性よりも母親とコミュニケーションを取る頻度が高く、母親との関係が密な人ほど、母の日にプレゼントを贈る割合も高い傾向があります。普段からコミュニケーションを取っていることで、相手が喜ぶモノやコトを意識しやすくなるのかもしれません。」(久我さん)
「母親にしたい有名人第1位」は9年連続あの大女優
最後に、「母親にしたい著名人は誰ですか?」という質問への回答も挙げておきましょう。
全年代を見ると、以下のようになっています。
1位 吉永小百合
2位 天海祐希
3位 石田ゆり子

吉永小百合さんを選んだ人は全体の16.6%で、9年連続の第1 位です! 男女問わず1位というのがすごいですね。
その理由については「優しそうだから」と回答した人がもっとも多く、ついで「包容力がありそうだから」なので、吉永さんは子どもを優しく包み込むようなお母さん像を象徴する女性なのかもしれません。
ちなみに、2位の天海祐希さんは20~40代の女性人気が高く、3位の石田ゆり子さんは男性、とくに30~60代に人気です。というのも、男性のみを集計すると、石田ゆり子さんが2位になるからです。
20~30代からは、北川景子さんや松嶋菜々子さんも人気を集めています。年代別の集計では、20代以下の5位に辻希美さん、30代の5位に藤本美貴さんの名前も登場していますから、ネットで人気のママタレたちも評価が高いようです。
5月11日は、ぜひあなたから連絡を取って、お母さんに感謝の言葉を伝えましょう。高価なプレゼントや食事もいいけれど、本当はお母さんはあなたが母の日を覚えていてくれたことが、そして心のこもった「ありがとう」という言葉をもらうのが、いちばんうれしいものなのです。今年の母の日は、ものだけではなく、ステキな言葉と温かな気持ちも贈る1日にしませんか?
文=高梨奈々
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