【40代からのゼロリバウンド・ダイエット】抑え過ぎると逆に太ることも? カロリー制限の落とし穴

カロリーはダイエットの敵ではない

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『「モリモリ食べたい!」「運動嫌い」でもなんとかなる 40代からのゼロリバウンド・ダイエット』 1回【全8回】


ダイエットをしてもすぐリバウンドしてしまったり、なかなか痩せない…そんなあなたのお悩みを解決してくれるのが、臨床栄養医学指導士・トレーナーの高木けんとさんの提案する「けんと式ダイエット」です。

「痩せない原因をつぶす」というのが特徴的な「けんと式ダイエット」では、誤った独自のダイエット方法を試して痩せにくくなってしまった体にも効果が期待できるとのこと。

40代以上になって、若い頃より痩せにくくなったしまったと感じている方もぜひ試してみてください!

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【これはNG】ダイエットの基本!カロリーを抑えればやせる

「食事のカロリーを低く抑えればやせるって常識でしょ!」と読者の方からのツッコミが聞こえてきそうですが、実はこれ、半分は合っていて、半分は間違っているといえます。

カロリーとはエネルギーの単位。人間のエネルギー源はいうまでもなく食べもので、食事で摂取した栄養が体内でエネルギーに変わって消費されます。この一連の過程を「代謝」といい、「カロリーを抑えればやせる」とひたすら信じて食事をしていると、代謝が下がってダイエットに大失敗なんてことになりかねません。カロリーを抑えることで、逆に太りやすくなることもあるんです。

ダイエットは原則、カロリーの収支であることは間違いありません。食事のカロリーに気をつけて、消費カロリーよりも摂取カロリーが少ない状態を作ればいいわけです。例えば、あなたの体が1日に2000kcal消費するとします。食事で2200kcal摂れば、200kcalは消費できずに余るので、脂肪になります。でも、食事を1800kcalに抑えれば、200kcal足りないので、脂肪を燃焼して必要なエネルギーを補います。

これがダイエットであり、考え方そのものは間違ってなどいませんが、そもそもの「1日2000kcal消費する」は何を根拠にしているのでしょう?

カロリーはダイエットの敵ではない

一般的に、その人の消費カロリー(エネルギー消費量)は、国の健康指導により、年齢や体重、身体活動レベルなどの「数値」をもとに計算式によって導くことができます。でも、あくまで目安です。その消費カロリーまでなら食べても太らないと思うかもしれませんが、その思いこみが間違っているのです。

私たちの体が太るかやせるか、エネルギーの代謝がいいか悪いかは、肝臓の機能をはじめ、甲状腺、自律神経、ホルモンの分泌などなど、本当にたくさんの体の働きが影響し合っているため、人によって「誤差」が生じます。

例えば、身長、体重、年齢、生活習慣もぜ~んぶ同じというAさん、Bさんがいました。2人の1日の消費カロリーを計算すると、当然どちらも2000kcalでした。2人ともダイエットで1日1800kcalに摂取カロリーを抑えれば、同じようにやせそうですよね?ところが、Aさんはやせましたが、Bさんはなぜかやせませんでした。

理由はAさんに比べ、Bさんは健康診断での数値が肝機能も甲状腺機能も悪かった……つまり、Bさんは代謝が悪かったんです。そう、体の機能の誤差までは、一般的なダイエットの基準になる計算式には反映できません。あなたが計算をした「消費カロリー」を本当に体の中で消費しているかはわからないというわけです。

「食事のカロリーを抑えればやせる」とむやみに思い込むのは、ときに健康を害することにもつながります。カロリーを抑え過ぎると代謝が下がりやすくなると知っておき、無茶なカロリー制限はしないこと!

※本記事は高木拳斗(けんとのダイエット講座)著の書籍『「モリモリ食べたい!」「運動嫌い」でもなんとかなる 40代からのゼロリバウンド・ダイエット』から一部抜粋・編集しました。

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