自分を甘やかすと自己肯定感が上がった!完璧主義をやめてわかったこと【50代インフルエンサーの人生観】

歳をとるのが楽しい!52歳からの人生スタート
フォロワー数22万人超え、SNSで大人気の50代インフルエンサー・姫さん。おしゃれでかわいいファッションやヘアスタイルを夫と発信する人気急上昇中の50代女性です。
一際目を引く真っ白な髪色は、ブリーチなしの地毛。20代の頃、重度のパニック障害を患い白髪になり、ずっとコンプレックスだった髪色で、これまでの人生の多くを自己否定とともに生きて来たそう。そんな彼女を救ってくれたのが、夫である「殿ちん」とインスタグラムでした。
50代にしてようやく人生が始まる、という姫さん。読むと年齢を重ねるのが楽しみになるような、姫さんのエッセイをお届けします!
※本記事は姫著の書籍『52歳、今ようやく人生が始まるの』から一部抜粋・編集しました。
「100か0か」ではなく「グレー」でいい

当たり前ですが、人間は機械ではありません。「やる」と決めたことができなかったり、計画通りに進まなかったりすることがあるのは、機械ではなく「人間」だからだと私は思っています。
そんな私ですが、以前は、自分で「やる」と決めたルールが守れない自分や、完璧にこなせない自分が許せなかった時が長くありました。
病気の症状が少しずつ改善してきて、徐々に服薬を減らしていた時は、とにかく薬を完全にやめたくて、服用した日付と時間、量を毎日細かく手帳に書き記していたものです。
それを振り返りの材料にもしていて、
「今週はこのくらいしか飲まなかった」
「今月はトータルでこれくらい減った」
など、見てすぐわかるよう、整理してまとめてもいました。
一度はそれで断薬にも成功したのですが、病気が再発して再び薬を飲む生活が始まった時は、その「徐々に薬を減らす」記録を見て、逆にがっかりしたのです。
そこで私は、「薬を減らす」ために記録をつけることをやめることにしました。記録をつけていることが逆に薬に対する執着を生んでいるように感じたからです。
それに、薬を減らしたり、断薬したりすることが果たして本当に私の望んでいることなのだろうかという疑問もわいてきました。
不思議なもので、薬の記録をやめてみたら、
「私は機械じゃないんだから、立てた目標を100%完璧にこなせなくても仕方ない。たまたま今日はできなかったけれど、またできる日もあるからそれでいい」
と考えられるようになっていきました。
いい意味で自分を甘やかせるようになってきたのだと思います。
病気もそうですが、「完治」を目指すと、そこにいけない自分(目標を達成できない自分)に落ち込み、苦しい思いをすることになります。
完璧主義をやめて、「できなくてもいいから繰り返しやってみる」という積み上げ方式ができるようになったことで、気持ちがラクになり、「私はこのままでいいんだ」と自己肯定感が上がった気がします。
冷静に考えれば、世の中に「完璧な人」なんているはずないのです。どんなに「完璧」に見える人にも悩みや苦労はあると思います。それでもみんな悩みながら生きている。そう考えると、
「私なんて……」
「どうせ無理」
ではなく、
「私にもできるかも!」
と思えるようになりました。
私にはできないことがたくさんありますが、でも「私だから」できることもある。白髪も病気も、恥ずかしいことでも隠すべきことでもなく、それがあるから私であって、そんな私だからいいのだ。
やっとそう思える自分になったなあと思っています。
著=姫/『52歳、今ようやく人生が始まるの』
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