【危険】大型台風が接近したときに「命を守るためにすべきこと」

大型台風が接近したら、早めに屋内へ

【マンガ】能登半島地震が起きたその時
『大地震・津波・集中豪雨が起こったそのときに NG行動がわかる防災事典』 4回【全10回】


今、日本では自然災害リスクが日に日に増大しているとされており、「備えている人」と「備えていない人」の差も生まれ始めているそうです。

地震・津波、台風・集中豪雨といった自然災害が起こったときのために、知識を身につけておくだけで大切な人の命を守ることができるかもしれません。

「あのとき、ああすればよかった」と後悔しないために、元レスキュー隊員で防災アドバイザーのタイチョーさんが、災害が起こったときの判断などを教えてくれます。

突然の災害時にやりがちな「NG行動」と、その代わりに取るべき「正しい行動」を、ぜひ参考にしてみてください。

※本記事はタイチョー著、みぞぐちともやイラストの書籍『大地震・津波・集中豪雨が起こったそのときに NG行動がわかる防災事典』から一部抜粋・編集しました。

暴風の対処▶︎暴風の怖さを知る
大型台風が接近したら、早めに屋内へ避難しよう

「外出しない」を徹底する!

大型台風が接近したら、早めに屋内へ

近年、台風は大型化の傾向があり、被害も甚大になっています。2018年の台風21号の際は、暴風によって重さ数百キロもある屋根が丸ごと吹き飛ばされるケースもありました。

また、飛散した物によって電線が切断され、火花を放ちながら空中を舞う事態も発生し、感電死の危険もありました。

暴風から命を守るには「外出しないこと」に尽きます。台風の情報に注意し、早めに屋内に避難することが大切です。

★強風に関する警報・注意報

台風や豪雨は、地震と異なり、災害の危険性を予測することができます。台風の情報に注意し、早めに対策を取ることが大切です。

気象庁が発表する強風に関する警報・注意報

●強風注意報
強風により災害が発生するおそれがあるとき
運用基準:平均風速がおおむね10m/sを超える場合(地方により基準値が異なる)

●暴風警報
暴風により重大な災害が発生するおそれがあるとき
運用基準:平均風速がおおむね20m/sを超える場合(地方により基準値が異なる)

●暴風特別警報
さらに重大な災害が起こるおそれが著しく大きいとき(運用基準:特別警報の基準による)

※ 熱帯低気圧のうち最大風速がおよそ17m/s(10分間平均)以上のものを「台風」と呼ぶ。

「外出しない」を徹底する!

風の強さと影響

●やや強い風 <平均風速(m/s):10以上15未満>
主な影響
・風に向かって歩きにくい
・傘をさせない

●強い風 <平均風速(m/s):15以上20未満>
主な影響
・風に向かって歩けなくなり、転倒する場合もある
・高所での作業は極めて危険
・看板やトタン板が外れ始める
・車の高速運転では、風に流される感覚が大きくなる

●非常に強い風 <平均風速(m/s):20以上30未満>
主な影響
・何かにつかまらないと立っていられなくなる
・看板や屋根瓦が落下・飛散するものがある
・通常の速度で車を運転することが困難
・細い幹の木が折れ始める

●猛烈な風 <平均風速(m/s):30以上>
主な影響
・屋外での行動は極めて危険
・樹木・電柱・街灯で倒れるものがある
・ブロック壁で倒壊するものがある
・走行中のトラックが横転
・住家で倒壊するものがある

※気象庁「風の強さと吹き方」を基に作成

著=タイチョー、イラスト=みぞぐちともや/『大地震・津波・集中豪雨が起こったそのときに NG行動がわかる防災事典』

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