【NG行動がわかる防災事典】泳がずに浮いて救助を待って! 洪水に巻き込まれたときの対処法

今、日本では自然災害リスクが日に日に増大しているとされており、「備えている人」と「備えていない人」の差も生まれ始めているそうです。
地震・津波、台風・集中豪雨といった自然災害が起こったときのために、知識を身につけておくだけで大切な人の命を守ることができるかもしれません。
「あのとき、ああすればよかった」と後悔しないために、元レスキュー隊員で防災アドバイザーのタイチョーさんが、災害が起こったときの判断などを教えてくれます。
突然の災害時にやりがちな「NG行動」と、その代わりに取るべき「正しい行動」を、ぜひ参考にしてみてください。
※本記事はタイチョー著、みぞぐちともやイラストの書籍『大地震・津波・集中豪雨が起こったそのときに NG行動がわかる防災事典』から一部抜粋・編集しました。
水害時の緊急事態▶︎洪水に巻き込まれたときの対処
泳がずに、浮いて救助を待とう
濁流の中では泳いではダメ!

近年、ゲリラ豪雨など、短時間の集中豪雨による災害が発生しています。
釣りやキャンプなど、川でレジャーをしている際、急な増水により川岸などに取り残されてしまう事例があります。その場合、次のように対処します。
1. その場のできるだけ高い場所に移動する
2. 浮くものを身につけ、水が引くのを待つ
3. 流されたら、浮いて助けを待つ
ゲリラ豪雨は短時間で止む可能性があります。あきらめずに命を守りましょう。
★集中豪雨の前兆を見逃さない
仕事などでやむを得ず川の近くにいる場合、豪雨の前兆に注意が必要です。
●雷が鳴った、稲妻が見えた
●黒い雲が現れ、空が急に暗くなってきた
●冷たく乾いた風が吹き始めた
● 水位が高くなるなど、川の様子がいつもと違う
このような前兆に気づいたら、すぐにその場を離れてください。
★浮き輪の代わりになるもの
●空のペットボトル
●クーラーボックス
●ランドセルなどのリュック
●給水タンク
●ビニール袋に空気を入れて口をしばる

NG行動
× まだ大丈夫と釣りを続ける
その場は小雨でも、上流では大雨が降っている可能性があります。川は想像を超えるスピードで一気に水位を増します。
× 川岸に戻ろうとして泳ぐ
洪水に巻き込まれたら、決して泳ごうとしてはいけません。プールや静かな海とは異なり、洪水の勢いはすさまじく、無理に泳ごうとして水を飲み、かえって溺れる場合があります。足を下流に向け流れに身を任せて、浮くことに徹し、体力を消耗しないようにして救助がくるのを待ちましょう。
助かる命を助けるために
・川でレジャーをするときはライフジャケットを着用する
・アプリ・サービスなどの雨雲レーダーを利用し、天気の急変に対応できるようにする
著=タイチョー、イラスト=みぞぐちともや/『大地震・津波・集中豪雨が起こったそのときに NG行動がわかる防災事典』
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