【すごすぎる音楽の図鑑】実は深い理由があった! 名曲が名曲になるための要素とワケ(4)

音楽の世界ってこんなに豊かで奥深い!
音楽の起源や楽譜の読み方など、意外と知っているようで知らないことって多いですよね。
そんな楽器を習っていない子どもや大人でも楽しめるような知識を、日本でいま注目されているピアニスト・指揮者の反田恭平さんと、奈良を中心に活動する楽団「ジャパン・ナショナル・オーケストラ」が教えてくれます。
単なる楽器や作曲家の紹介にとどまらない、現役の演奏家ならではの感性を取り入れたトリビアをぜひお楽しみください!
※本記事は反田恭平(監修)、ジャパン・ナショナル・オーケストラ(著)の書籍『音のひみつがすべてわかる! すごすぎる音楽の図鑑』から一部抜粋・編集しました。
名曲が名曲になった深~いワケとは?
曲は多くの人に何度も聴かれることでその評判が高まり、名曲としての評価ができあがっていきます。CDも音楽配信もなかった時代には、どうやって多くの人に音楽を届けていたのでしょう。
18世紀、モーツァルトの時代は一般の人々が演奏会に行くことは難しく、その代わりにピアノや弦楽四重奏など、少人数で演奏できるように編曲されたものを多くの人が楽しんでいました。その後ベートーヴェンの頃からは、楽譜という形で広まります。楽譜を売り出す出版社に選ばれる曲が、多くの人の耳に触れることになりました。
19世紀に入り現れた音楽の批評家、評論家の存在も重要です。曲の魅力を噛み砕いて解説する彼らが選んだ曲が、のちに名曲になっていくということもありました。
演奏され続けてきた曲が名曲である、というのもひとつの答えですが、日の目を見ることがなかった曲の中にもすばらしい作品はあります。有名な曲かどうかが作品の価値の高さを決めるわけではないのです。
名曲になるための要素
作品の魅力
▶音楽的な完成度が高い
耳に残るようなメロディや心に訴えかける歌詞やテーマを持っている
▶その時代に合っている
作品がその時代の社会や思想を反映し、深い共感や感銘を与える
▶普遍的な感情の表現
喜び、悲しみ、希望、絶望など、様々な感情を音楽に表現する事で、聴く人の心に寄り添う
▶技法や形式の革新
新しい音楽技法や形式、大胆な表現を取り入れることで、聴衆を驚かせ音楽の歴史に革新をもたらす
▶編曲を通じた普及
オペラや交響曲など大規模な作品がピアノや室内楽に編曲され、幅広い層に演奏されることで、作品が広く知られるようになる
▶商業的な普及
楽譜の出版により作品に触れる機会が増え、後世に作品を伝える仕組みが作られた
▶批評家の存在
一度聴いただけでは理解しにくい作品も、批評家による解説や分析によって評価が高まる
▶優れた演奏家の存在
演奏家の優れた技術が、作品の魅力を最大限に引き出し、作品と演奏者の両方が高く評価される
多くの人に聴かれることで「名曲」とみなされるようになっていく。
豆知識
作曲は男性の仕事だと思われていた19世紀にも、クララ・シューマンやファニー・メンデルスゾーンなど女性作曲家がいました。しかし彼女らは楽譜を出版することが難しく、多くの曲が知られずにいたそうです。
監修=反田恭平、著=ジャパン・ナショナル・オーケストラ/『音のひみつがすべてわかる! すごすぎる音楽の図鑑』
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