【すごすぎる音楽の図鑑】生演奏ではトラブルもつきもの? 奏者が遭遇した突然のハプニング(7)

生演奏がキホンだから…こんなトラブルも起こります

【すごすぎる音楽の図鑑】口伝でしか継承できなかった音楽。世界最古の楽譜はどこに記された?/すごすぎる音楽の図鑑(1)
『音のひみつがすべてわかる! すごすぎる音楽の図鑑』 7回【全10回】


音楽の世界ってこんなに豊かで奥深い!

音楽の起源や楽譜の読み方など、意外と知っているようで知らないことって多いですよね。
そんな楽器を習っていない子どもや大人でも楽しめるような知識を、日本でいま注目されているピアニスト・指揮者の反田恭平さんと、奈良を中心に活動する楽団「ジャパン・ナショナル・オーケストラ」が教えてくれます。

単なる楽器や作曲家の紹介にとどまらない、現役の演奏家ならではの感性を取り入れたトリビアをぜひお楽しみください!

※本記事は反田恭平(監修)、ジャパン・ナショナル・オーケストラ(著)の書籍『音のひみつがすべてわかる! すごすぎる音楽の図鑑』から一部抜粋・編集しました。


生演奏がキホンだから…こんなトラブルも起こります

演奏会はつねに「生」で行われます。ゆえに、周到に準備していても突然のハプニングは避けられません。ヴァイオリンで起こりがちなのは弦が切れること。予備の楽器を舞台に持ち込んで交換する場合と、弦が切れた楽器を後方の演奏者へ順に渡し、一番後ろの演奏者が舞台裏で弦を張り直す場合があります。

チェロによくあるのはエンドピンのトラブル。留めるネジが緩いと、弾いている時に楽器が急に下がってしまい大惨事になることも。こうなると演奏を止めて直すしかありません。木管楽器は、薄いリードの隙間に少しでも何か挟まると突然音が出ない!という事態に。もう吹いているふりしかできません。

そしてある時、着替えを済ませて準備完了と思ったら、靴下がないことに気づいたピアニスト。慌てず騒がず、足元を黒色の油性ペンで塗りつぶして事なきを得たそう。一流の音楽家は、ハプニングにも動ぜず演奏を全うするのです。

奏者が経験した様々なトラブル

▶ピンチ!弦楽器奏者
・弦が切れた!(弦楽器全般)
・チェロのエンドピンが急に短くなった!エンドピンが滑った!(チェロ)

▶ピンチ!木管楽器奏者
・リードの隙間に何か挟まって音が出ない!(オーボエ、ファゴット)
・吹こうと思ったら管の中を掃除する道具が入ったままだった!(フルート)
・息継ぎの時、前の息が残ったままで、頭の中が酸欠状態!(オーボエ)
・湿気でキーの孔に水分が溜まって「パッパッパッ」とひどい音が出る!(ファゴット)

▶ピンチ!金管楽器奏者
・ミュートがベルから外れて落ち、落下音が響き渡った!(金管楽器全般)
・飛行機での移動後 、気圧の影響でロータリーが動かなくなった!(ホルン)
・前後の人と楽器同士がぶつかり、楽器にへこみができてしまった!(ホルン)
・スライドの動きでひとりだけ間違っているのがバレてしまった!(トロンボーン)

▶ピンチ!打楽器奏者
・急いでバチを持ち替えようとして手が滑り、バチを飛ばしてしまった!

※衣装などの忘れ物にも注意が必要です。

豆知識

最後のクライマックス、ピアノ演奏に没入し頭を振ったらメガネが飛んでいったなんてことも。ずれないように調整したり、メガネ留めを付けたりと、楽器以外にも気を配るのが演奏者だそう。

監修=反田恭平、著=ジャパン・ナショナル・オーケストラ/『音のひみつがすべてわかる! すごすぎる音楽の図鑑』

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