肌トラブルにさよなら!正しい体の洗い方「基本のルール」をまずチェック

肌を潤し、肌トラブルにさよなら!正しい体の洗い方「基本のルール」

肌質は人それぞれ違うため、全員に共通する“正しい洗い方”はありません。でも、どんな肌質の人にも共通する、“体の洗い方の基本ルール”はあるんです。コレ、意外と実践できていない人も多いはず。きょうから見直して、正しい洗い方をスタートさせてみませんか?

【画像で見る】体を洗うときに目指すべき泡は?OK & NG例
野村有子先生

教えてくれたのは…
野村有子先生
野村皮膚科医院院長。肌トラブルの治療はもちろん、その原因となる生活習慣や環境にも目を向けた丁寧なアドバイスに定評がある。『図解 スキンケア 正しいスキンケアから皮膚病治療へ』(南江堂)など著書多数。

正しい体の洗い方6つのポイント

次のポイントに気をつけながら体を洗いましょう。

洗う前にひとシャワー!で肌を潤す
乾いた肌にソープをつけると、洗うときの摩擦が強くなり、肌トラブルの原因に。洗う前に湯船につかるか、ぬるま湯のシャワーを数秒、サッとかけておきましょう。肌が潤えば、汚れが浮き上がりやすく、ソープの泡立ちも良好に!

洗う前にひとシャワー!で肌を潤す


ソープの適量をパッケージでチェック
ソープは多すぎても少なすぎてもダメ。量が少ないと泡立ちにくく(液タイプの場合)、洗うときの摩擦が強くなってしまいます。逆に多すぎると、すすぎ残しの原因にも。パッケージに記載された適量をチェックして!

ソープの適量をパッケージでチェック


ソープを使うのは1日2回まで
朝シャワー、運動後にもシャワー、夜はゆっくり湯船……なんて日は、洗い過ぎてしまいがち。1日に何度もソープで洗うと、必要な皮脂まで落ちて乾燥しやすくなります。3回目以降は、ソープを使わず汗を流すだけにとどめて。

ゴシゴシこすらず全身を手洗い
ナイロンタオルやかたいブラシでゴシゴシこすると、肌はゴワつき、黒ずみの原因に。理想は、泡を滑らせるように手でなで洗いをすること。手が届きにくい部分は、ガーゼや綿の手拭いなど、肌当たりのやわらかい布を使って。

ゴシゴシこすらず全身を手洗い


シャワー&湯船は38〜40℃に
シャワーや湯船のお湯が熱いと、必要な皮脂まで流れて、乾燥やかゆみの原因に。逆に冷たすぎると、すすぎ残しの心配も。お湯は38~40℃がベスト。シャワーを長時間浴びるのも肌への負担になるので、サッと手早く流して。

シャワー&湯船は38〜40℃に


目指すはきめ細かなクリーミー泡
固形石けんや液体ソープは、ぬらした手に取り、しっかり泡立てます。理想は、もっちりしたクリームのような、きめ細かい泡。両手を合わせ、細かく動かすときめ細かい泡が作れます。泡立てネットを使ってもOK!

理想的な泡はきめ細かなクリーミー泡▶︎こんな泡はNG!(⇒次へ)

【OK】
きめ細かなクリーミー泡

空気を含んだ大きな泡はNG

【NG】
空気を含んだ大きな泡

なぜきめ細かい泡がいいの?
きめ細かい泡は、肌との接地面が広く、汚れをしっかりキャッチ。皮膚の細かな溝にも入り込んで、隅々まで汚れを落としてくれます。洗い上がりが、すっきりなめらかに!

きめ細かい泡は、肌との接地面が広く、汚れをしっかりキャッチ


* * *

シャワーをあびるたびに、たっぷりのソープとしっかりしたブラシでゴシゴシと洗うのが肌のため…と思っていたら大間違いでした! 肌はやさしく、大切に洗いましょうね。


イラスト/別府麻衣 編集協力/及川愛子

文=高梨奈々

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