話題のドラマ『マイ・ユース』韓国トップ女優チョン・ウヒ来日撮り下ろし!日本食で好きなのは「そば・肉じゃが・魚の煮物」
ソン・ジュンギとの掛け合いはアドリブ!?

―インタビューに先立ちドラマを少し拝見させていただいたのですが、ソン・ジュンギさんとの会話のテンポが本当に息ぴったり合っていらっしゃいました。
チョン・ウヒさん:(日本語で)「わぁ、ありがとうございます!」
―ソン・ジュンギさんと息を合わせる上で意識した点などありましたか?

チョン・ウヒさん:今回のドラマはアドリブが特に多かったんです。
台本を読むと二人の会話のテンポが大事なシーンが多かったのですが、二人の息が合ってこそ魅力を表現できるものですよね。なので、なるべく自然な雰囲気になるようにリハーサルを何度も重ねました。
私は他の作品では役作りの事前準備を結構してから現場に入るのですが、今回はその場で感じたものをアドリブでやろうという感じで撮影に挑みました。
ソン・ジュンギさんも、「やってみよう」と言ってくださったので、やりながら自分たちで感じたものを表現して撮影を進めていきました。結果的にそれがうまくドラマのなかに溶け込んでいたようならとても嬉しく思いますし、安心しました(笑)。

―アドリブが多かったと聞いて、「だから自然な雰囲気だったのか!」ととっても納得しました!
チョン・ウヒさん:はい、テンポ良いやり取りが続くとアドリブがなかなか終わらないときもありました(笑)。

新しい挑戦だった役作り

―演技を忘れるほど感情移入したり没頭してしまうようなシーンもあったのでしょうか?
チョン・ウヒさん:ネタバレになるのであまり詳しくは言えないのですが、ドラマの中盤以降になると、そのジェヨンの感情は大きな変化を迎えるんですね。それは私も経験したことのない感情だったので、演技をする上でも悩みが多かったんです。
でもある日「もし自分にこういうことが起きたら…」とふと思えることがあって。そのときに彼女の気持ちが理解できて、演技にも没頭できたと思います。
―ジェヨンの役柄は裕福な家庭から一転して挫折を味わう女性ですね。ご自身と重なる部分や逆に私にはないなと思った部分はありますか?

チョン・ウヒさん:最初に台本をいただいてジェヨンという役柄を見たときは、自分とは違う人物だと感じていました。
でも、自分と違うからといって演じるのが難しいとか、あるいは自分と似ているからといって演じやすいとか、そういうものではないと思うんですよね。
その役をきちんと理解すれば、十分に表現することはできます。ただ、今回はこのジェヨンに接すれば接するほど、彼女が持っている気質や性格は実は私にとても似ているのではないかと思えてきたんです。それは困難を乗り越えたあとに強くなる前向きな性格というところでしょうか。

―では、そのジェヨンという役柄を演じるにあたり役作りはどのようにされましたか?
チョン・ウヒさん:普段の役作りでは自分以外の役柄を観察したり、あるいは演じる役がどういう経験をしてきたが故にこういう性格になったのだろうかとその人の人生についてじっくり考えるんです。
でも今回の作品では、ジェヨンが持っている元々の気質や性格をもっと表現しようと思いました。だからアドリブ的な演技がうまくマッチしたのかなと。
私の本来の性格である正直でサバサバしている部分を演技でも出せたのではないでしょうか。それは、自分に対する信頼であり、新しい挑戦でもありました。でも実はまだ作品の完成版は見ていないので。それが良かったら今後もそのスタイルを取り入れますし、イマイチかなと思ったら前のスタイルに戻ると思います(笑)。

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