赤ちゃんの名づけトレンドに異変!? 昔の役所名である“主税”がランクイン

#育児・子育て   
“キラキラネーム”が問題視されて傷つくお母さんも


赤ちゃんの名前のトレンドは時代と共に移り代わるもので、近年は“キラキラネーム”などが話題になっています。2017年はどのような名前がトレンドになったのでしょうか。

 

“主税”って何て読む?


11月14日、ルーツ製作委員会が運営する「名字由来net」にて「2017年 赤ちゃん名づけ男女年間トレンド」のランキングが発表されました。さっそく結果を見ていきましょう。

◆男の子の名前

・1位、颯(はやて など)

・2位、凛空(りく など)

・3位、陽翔(はると など)

・4位、凰(おう など)

・5位、大翔(だいと など)

・6位、柊希(しゅうき など)

・7位、瑛(あきら など)

・8位、蒼大(そうた など)

・9位、湊斗(みなと など)

・10位、主税(ちから など)

◆女の子の名前

・1位、紬(つむぎ など)

・2位、心桜(こころ など)

・3位、咲花(えみか など)

・4位、希心(のぞみ など)

・5位、心陽(こはる など)

・6位、栞奈(かんな など)

・7位、澪(みお など)

・8位、千愛(ちな など)

・9位、凛(りん など)

・10位、凜(りん など)

「男の子の名前」は昨年5位だった“颯(はやて など)”が第1位に。そして「女の子の名前」は初のランクインとなる“紬(つむぎ など)”が第1位となりました。一方で2015年、2016年と第1位だった“愛(あい、とわ など)”はランキング外。「女の子の名前」は“希心(のぞみ など)”や“咲花(えみか など)”といった初登場のものが数多くランクインしており、トレンドの移り変わりが激しいようです。

同ランキングにネットなどでは「読めないのが多い…」「“○子”みたいな名前ってもうほとんどないんだな」「“紬”とか“澪”とかはアニメの影響かな?」といった声が。

さらに注目が集まったのは、「男の子の名前」第10位の“主税”。こちらには「これなんだ… しゅぜい?」「なんで“主税”って書いて“ちから”って読むの?」「そのうち減税くんとか出てきそう」といった声が寄せられています。

しかしなぜランクインしたのかはわかりませんが、“主税”は日本の歴史的な人名。律令国家の役所の名前を名乗る“百官名”の1つで、主税は税の“米”を管理していた“主税寮”という役所が元ネタです。赤穂浪士の“大石主税”や福井藩士の“鈴木主税”、新選組の“立川主税”などが有名。現在でも「大宮アルディージャ」などで活躍していた元Jリーガーの藤本主税や、将棋棋士の阿久津主税八段など広く名づけられています。

 

最近の“キラキラネーム”事情


【写真を見る】今も昔も子どもの名づけは迷うものです


近年なにかと問題にされやすい“キラキラネーム”ですが、世のお母さんの中には「ちょっと読みづらいとすぐキラキラネームって言う風潮がいや」「神社でもらったちゃんとした名前をキラキラネームって言われた」と傷つく人も。また「名前の流行なんて移り変わるのが当たり前なのにキラキラネームってレッテル張りするのはどうなの?」といった意見も寄せられていました。

キラキラネームに対する風当たりの強さもあってか、最近ではあえて古風な名前をつける“しわしわネーム”も流行の兆しにあるのだとか。今回のランキングにも“主税”をはじめ、「男の子の名前」第23位の“一郎”や、「女の子の名前」19位の“文子”といった名前がランクインしています。

これから“名づけ”のトレンドはどのように移り変わっていくのか、2018年のトレンドランキングも楽しみですね。

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