ありがとう、さようなら万博!大阪・関西万博体験が「一生モノ」なワケ
イタリア館で感じた、芸術が未来をつくる力

万博で話題となり、入館まで最長8時間待ちという人気を集めたのが「イタリア館」。
館内のテーマは「L’Arte Rigenera la Vita(芸術が生命を再生する)」。
レプリカではなく、「本物」を見ることができると瞬く間にSNSでも話題となり、多くの人が詰めかけました。

広場にそびえる2世紀の彫刻「ファルネーゼのアトラス」にはその筋肉や苦悶の表情の表現力に驚き、カラヴァッジョの「キリストの埋葬」は、明暗のコントラストに吸い込まれるよう。

天正遣欧少年使節の一員としてイタリアを訪れた伊藤マンショの肖像画、イタリアから日本への初飛行を成し遂げた飛行機の骨組みからは、日本とイタリアの深いつながりが伝わってきます。


天才レオナルド・ダ・ヴィンチが残した1000枚以上のスケッチや文書「アトランティックコード」のうちの4枚(実物…!)がイタリア館で見ることができたのも衝撃でした。


会期中、新しい展示が複数追加されたことも話題に。
万博の閉幕まで残り9日といったタイミングでも、万博のために特別に制作されたという工芸品「聖フランチェスコ像」を披露するなど、「イタリアの文化を届けたい」という熱い思いを感じることができました。
屋上のイタリア式庭園では、万博の喧騒を離れ、美味しい料理やワインを楽しみながら、芸術と自然、日常が一緒になった空間でゆったりと過ごす人の姿も。
忙しい毎日、美しいものや芸術に触れる機会はなかなか少ないですが、アートがもたらす豊かさやパワーを実感できる、貴重な機会となりました。
「フランス館」で感じた、愛と手仕事が紡ぐ未来

圧倒的「美」に触れられたのがフランス館。
テーマは「愛の讃歌」。館内では、互いの小指が見えない魔法の糸で結ばれているという「赤い糸の伝説」をたどりながら、未来のビジョンを体験できました。


館内で何度も登場するロダンの「手」は、人間の最初の道具であり、職人技や知恵、人と人を結ぶ象徴。
ルイ・ヴィトンやディオール、ショーメなど、世界に誇るフランスの文化や技術も、物語と一緒に紹介されていました。

終盤には、モン・サン=ミッシェルの修道院と厳島神社の大鳥居という、二つの世界的遺産が一つの島で出会う展示も。まるで二つの遺産が対話しているみたいで、自然や歴史のつながりを感じます。

フランス館は、愛や感謝、創造の手仕事の力を五感で体感できる場所。毎日の生活にそっと寄り添い、家族や自分自身、自然を大切にする気持ちを思い出させてくれました。
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