ファンデでシミは消せない！？超人気ヘアメイク職人・化け子直伝「10歳若返る」ベースメイクの極意

あなたのメイク、20代のまま止まっていたりしませんか？「メイクするとなんだか老けてしまうけど、しないととんでもないことに…」と嘆く方は必見！YouTubeでも大人気の化け子さんが指南する「脱・老け顔のベースメイク術」をお届けします。

今回は、シミの隠し方を伝授してもらいます。
化け子さんによれば、コンシーラーは ①合うものを選んで ②正しく使えば、どんなに濃くて大きなシミもきれいに隠せるそう。これらのポイントについて、徹底解説します！

シミ隠しの間違った認識を、今すぐあらためて！

化け子さん「ファンデでシミを隠そうとしている人……まさかいないわよね！？ファンデでシミは隠せないの。カバー力のあるファンデをかなり厚塗りにすれば、多少目立たなくもできるけれど……塗り重ねた分だけオバサン化するのは間違いありません。絶対にやめて（笑）。
そう、シミを隠せるのはコンシーラーだけ。
そして意外にも大事なのが、つける順番です。下地、ファンデーション、コンシーラー、パウダーという順番の人が多いと思うけれど、シミ隠しの秘訣は、「薄塗り」と「重ね過ぎないこと」。パウダーは割愛し（なんならファンデも省いてOK！）、コンシーラーを最後にもってくるのがおすすめです。ポイントメイクをしながら手が触れてコンシーラーが落ちることもなくなり、メイク後にシミが浮き出てくることもありません。
ちなみにさすがのコンシーラーでも、シワは隠せないので覚えておいて。重ねれば重ねるほど悪目立ちするだけなので、ご法度よ！」

そのシミ、隠せてる？ゾンビ色になってない？正しいコンシーラーの選び方

化け子さん「コンシーラー選びで大切なのは、何はなくともカバー力です。これ、鉄則！
次に重要なのが、色選び。オレンジ系（またはピンク系）の、濃いめの色を選びましょう。NGなのは、オークル系や白っぽいベージュ系のもの。シミが、グレーっぽいゾンビ色になって浮き出やすくなるからです。そんな経験、ある人いるんじゃないかしら？
またコンシーラーは、肌質によっても選び方が変わってきます。皮脂が多めの人や混合肌の人は、リキッドタイプのものを。乾燥肌の人には、クリームタイプやスティックタイプがおすすめよ。」

「私が愛用しているのは、ザ・セムのカバーパーフェクション チップコンシーラーや、23YEARSOLDのダーマシンコンシーラーなどです。」

コンシーラーは、“ちょいのせ”と“トントン”が決め手

「コンシーラーはたっぷりしっかりのせた方がいい、なんて思ってない？それは大間違い！まずは、シミの上だけにごく少量を薄くのせることがポイント。リキッドの場合は、チップや筆をよくしごいてから最小限をのせるくらいで、丁度いいんです。」と化け子さん
　

肌にのせたら、指ではなくブラシで丁寧にぼかすのが鉄則、と化け子さん。
広げたりせず、肌に対して垂直にブラシでトントンと軽くたたいて。指でぼかそうとすると、コンシーラーが均一にのらず、なじませるのが困難になってしまいます。ブラシは、均一になじませやすい、先が平らなものが断然おすすめ。
「私がプロデュースしたKISHIファンデーションブラシは先が平らで肌にフィットしやすい斜めの形状。ほどよい太さで、やさしくタッピングするだけでコンシーラーが自然と肌になじみます。毛の長さと密度も、コンシーラーやファンデが肌により密着するよう設計。使いやすさにとことんこだわって作ったので、ぜひ使ってみてほしい～！使えば、きっとよさをわかってもらえるはずです。
ちなみにコンシーラーの二度づけは、ムラやヨレの原因になるので厳禁だからね！」

コンシーラーをうまく使いこなして、ナチュラルなシミ隠しをマスターしてみてください！

＃プロフィール
教えてくれたのは　
化け子さん
本名：岸順子。1966年生まれ。芸能界で長年活躍する現役ヘアメイクアーティスト。登録者数40万人超えの人気YouTubeチャンネル「ヘアメイク職人　化け子の駆け込み寺」を運営。『化け子のオキテ。：オトナのための　シン常識の美活ワザ100』（主婦と生活社）など、著書多数。

取材・文＝長田由香