「ハンカチ」「靴下」を贈るのは失礼!? 意外と知らない“お祝い返し”のマナー

#くらし   
お祝い返しが必要なのは「神様に感謝するお祝い」


大人になったら何かと気を使う“お祝い返し”。例えば結婚式の場合、ご祝儀を贈った新郎新婦からお祝い返しが渡されますが、どのようなお祝いに対して“お返し”が必要なのでしょうか。

 

「入学」「成人」ではお祝い返しが不要?


1月16日放送の「この差って何ですか?」(TBS系)では、お祝い返しについての様々な“差”が取り上げられました。まず紹介されたのは、お返しが「必要なお祝い」と「必要ないお祝い」の差。

番組によると、お返しが必要なのは「命のありがたみを神様に感謝するお祝い」とのことです。古墳時代には子どもが生まれた際に神様へ祝いの品をお供えしており、宴の後で余ったお供え物を村人に返していたので、お祝い返しという風習が根付いたそう。現代では「結婚」「出産」「七五三」などでお祝い返しが贈られ、「入学」「成人」では必要ありません。

お祝いにハンカチや靴下を贈るのはごく普通のことですが…


また放送内では、「お祝いのお返しに贈ってはいけない物」も紹介されました。例えば「ハンカチ」は日本語で「手巾(てぎれ)」と呼ばれており、「手切れ」という言葉を連想させてしまうのでNG。そして「靴下」のように、「下」という言葉がつく贈り物も「相手を見下す」というイメージがあるため失礼にあたります。同様の理由で、「マット」などの下に敷く品物も避けるようにしましょう。

番組で紹介された意外と知らないお祝い返しの作法に、視聴者からは「入学と成人ってお祝い返ししなくてもいいんだ! 初めて知った!」「もともと“お祝い返し”って風習がいまいちピンとこなかったけどスッキリした」「初めて知ることばかりだな…」といった声が上がりました。

 

お祝い返しのNGには諸説ある模様


お茶もNG? お祝い返しのマナーは諸説あり


番組で紹介されたもの以外にも様々な避けるべきお祝い返しがあるようで、ネット上では「『切る』ために使うものは駄目って聞いたことがある」「『櫛』も『苦死』って言葉を連想しちゃうから縁起が悪いとかなんとか…」「首に巻くものも贈らない方がいいらしい」といった声が上がっていました。

一方でこのようなお祝い返しのマナーには諸説ある模様。今回「この差って何ですか?」では『緑茶』もお葬式をイメージしてしまうためNGと紹介されていたのですが、これには老舗のお茶屋さんがTwitterで待ったをかけています。

「お茶の川村園」という三重県の老舗茶屋は、公式アカウントで「お祝いに、お祝いのお返しにも、緑茶が使われてきた理由もご理解いただければ幸いです」とやんわりフォロー。緑茶には“吉兆”を呼び込むものとして古くから贈り物に選ばれてきた歴史があるそうです。

様々な風習があるお祝い返しですが、貰う側の人のことを考えたチョイスが出来ると良いですね。

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