鶏もも肉のからあげが安くなるかも!? いま鶏肉の値段に起きている異変とは

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鶏むね肉の価格が、徐々に上がっています。


近年、健康志向の高まりにより、ビタミン豊富で脂肪が少ないヘルシーフードとして、鶏むね肉に注目が集まっています。特売時には100g当たり50円を切ることもあるほど安価なこともあり、2017年は空前の鶏むね肉ブームに。

高栄養で家計に優しい鶏むね肉ですが、皮肉なことに需要が急に増えたことが原因で、徐々に価格が上ってきているのです。

 

鶏むね肉が安いのは日本だけ?


同じ鶏肉のもも肉とむね肉に価格差があるのは、単純にもも肉の方が人気があるからです。日本では、柔らかく油の多い肉を好む傾向があり、パサパサしがちなむね肉よりもジューシーなもも肉の方が昔からよく食べられてきました。

ところが欧米では、鶏むね肉は高級品として扱われており、スーパーでは、もも肉の2倍以上の値段が付けられていることもあります。アメリカやイギリスなどでは、あまり脂肪の多い肉は好まれず、ヘルシーなむね肉の方がよく売れます。日本とは、完全に価格が逆転しているのです。

欧米ではヘルシーなむね肉が人気。


 

卸売価格は、昨年の1.5割増


独立行政法人農畜産業振興機構(alic)によると、2017年11月の鶏むね肉の卸売価格は1kg辺り322円で、前年の同じ月より14.6%上がっており、10ヶ月連続で前年同月を上回っています。一方、もも肉は1kg辺り622円と、むね肉よりも圧倒的に高値ですが、前年同月比は-5.6%で、5ヶ月連続で下回っています。

もも肉とむね肉の価格差はまだまだ大きいですが、このままむね肉ブームが続けば、欧米のように日本でも、もも肉とむね肉の価値が逆転するかもしれません。みんなが大好きなからあげも、人気のあるもも肉のからあげが、むね肉のからあげよりも安くなるなんて日が……?

ちょっと気が早いかもしれませんが、庶民の味方だったはずのむね肉が、日本でも高級品となる可能性もゼロではありません。今年もむね肉ブームが続くのか、お値段と比較しながら注目してみるのも面白いかもしれませんね。

 

【関連レシピ】むね肉のチキンカツ


今はまだまだ、むね肉の方がお手頃価格。外はサクサク、中はしっとりのチキンカツはいかがですか?

【関連レシピ】外はサクサク、中はしっとり「鶏むね肉のチキンカツ」


<材料>(2人分)

とりむね肉…小2枚(約400g)

キャベツ…3枚

ころも

 ・小麦粉…適量

 ・卵液

  ・卵…1個

  ・塩…小さじ1/3

 ・生パン粉…適量

・揚げ油、とんかつソース

<作り方>

1.とり肉は室温にもどす。キャベツはせん切りにする。

2.ころもの小麦粉はふるい、卵液の材料は溶き混ぜる。とり肉にころもを小麦粉、卵液、パン粉の順につける。

3.多めの揚げ油を低温(140~150℃)に熱し、2を入れる。途中、さわらないようにして7~8分揚げ、八分通り火を通す。取り出してバットに立てて置き、4~5分おいて余熱で火を通す。

4.食べやすい大きさに切り、1のキャベツとともに器に盛り、ソース適量をかける。

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