子連れでの受講はお断り!? 免許更新時の塩対応と神対応に波紋広がる

待機児童やワンオペ育児など、日本が抱える“子育て”の問題は様々。最近では子育て中の“免許更新”について、新たな問題が浮上しました。
免許更新時の塩対応と神対応
今年2月にとあるTwitterユーザー(@suka_t)が、育児中の母親から相談を受けた時のエピソードを披露。ツイートによるとそのお母さんは、免許を更新するため警察署に問い合わせたところ、「周りの方に迷惑がかかるので、赤ちゃんが泣きだした場合は受講を中止してもらいます」と告げられたそうです。
これに同ユーザーは「シングルマザーはどうするんだ?」と疑問を抱いた模様。このツイートはSNS上で拡散され、「警察がそんなこと言うのかよ…」「こんなこと今までたくさんあっただろうに、なんで警察は何も対応してないんだ?」「国は少子化が問題だと言い、警察は子連れの受講者を突き返す。ほんとこの国は矛盾してるな」と驚きの声が上がりました。
一方で別のTwitterユーザー(@gruegreen)は子どもを連れて講習を受けた際に、授乳室にすぐ案内してもらっただけでなく、免許センターの担当者が別の受講者に向けて「本日は未来の優良ドライバーが来ておりますので、多少の泣き声等はご理解ください」と配慮を呼びかけてくれて感動したと投稿。
こちらのツイートも大反響を呼び、「久しぶりに心が温まる話を聞いた」「これは神対応だと思う」「現代にもまだこんな人情が残っていたのか…」といった声が寄せられています。
また正反対な2つのツイートを受けて、「やっぱり自治体とか行政ごとに対応が違うのかな?」と推測する人も。すべての警察や免許センターが母親に厳しいというわけではないようですが、「免許更新の講習は公的に行われていることなんだし、全国一律にしないとだめでしょ」とも指摘されていました。
各警察の様々な対応

今回の一連のツイートには、担当者個人の対応だけでなく講習所の設備を問題視する声も。SNSなどでは「そもそも免許更新の講習は集中して受けなければならないもの。どうしても子どもの泣き声は受講している母親本人や他の受講者の集中を妨げるし、担当官の裁量1つじゃどうにもならない」との意見が寄せられています。
実際に子育て中の人が受講できるよう様々な配慮をしている警察や免許センターも多いようで、「岡山県警察」は乳幼児の一時預かりサービスを実施。岡山県運転免許センターに設けられた「親子ルーム」で、2名の託児スタッフが無料で子どもを預かってくれます。
また「宮城県警察」は、各運転免許センターの乳幼児設備を強化。授乳室やオムツ替え台、遊戯室といった設備の整備を進めています。そして公式サイト上では「集中して受講していただくため、お子様についてはできる限り、ご家族や通所している保育所等に預けてきてください」と注意を喚起。なるべくなら、保育所が行っている「一時預かり保育」を利用するとよいそうです。
育児中ドライバーのための対策がさらに進められ、より集中して講習を受けられるような環境が整うことを期待しましょう。
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