その不調、ホルモンのせいかも? 婦人科へ行ってみよう~診察から治療までの流れ~

【受診前にチェック】
・月経中の受診はなるべく避ける
・問診で伝えたいことや、月経の状況、基礎体温などをメモにまとめておく
・前日の性交渉は控える
【問診で聞かれる主な項目】
・月経周期 ・出産歴 ・妊娠歴 ・月経日数 ・アレルギーの有無 ・最終月経日 ・服用中の薬の有無 ・初経年齢 ・自覚症状(痛みなど)の有無 ・性交渉の経験 など
◆Step2 検査
問診の内容や本人の状態によって、内診やエコー検査などを行ない、より詳しく体の状態を調べます。具体的には子宮けい部や内膜・卵巣の検査、マンモグラフィー、骨粗しょう症の検査、心電図、甲状腺の検査など。子宮がんや乳がんに関しても併せて調べます。
◆Step3 採血
採血の検査によって、女性ホルモンの血中濃度を測ります。更年期にはホルモン濃度の基準があり、これによって更年期障害の有無が分かります。最も診断がつきやすい方法といえます。

◆Step4 治療
・保険治療:それぞれの症状に合わせてホルモン補充や漢方薬による治療を
減少したエストロゲンを補充するホルモン補充療法は、保険適応で自己負担も少なく、治療法として一般的なもの。ほかには漢方薬で症状を和らげたり、精神神経症状が強い場合は抗不安薬などを処方してもらいことも可能。
できること……ホルモン補充治療(HRT)、漢方薬で症状を和らげる、抗うつ薬・抗不安薬などの処方、生理が強い場合は低用量ピルの処方

・自費治療:総合的にホルモンを補充し、ホルモンバランスを正して症状を改善
更年期の不調には、エストロゲン減少だけでなくプロゲステロン減少が原因の場合も。この場合はプロゲステロンも含めたナチュラルホルモン(※)を総合的に処方します。
※植物由来という意味ではなく、人体にもともとあるホルモンと全く同じ構造のホルモンのこと。
できること……ナチュラルホルモン補充、生活習慣の見直し・指導、食事内容の見直し・指導、症状に合わせたサプリメントの処方
女性ホルモン分泌量のピークは、20代後半。30歳を過ぎるとどんどん減っていく一方です。肌やヘアの不調はもちろん、イライラ、不安、やる気が起きない……などなどの“なんとなく不調”を感じていたら、まずは婦人科で相談してみましょう!
監修=飛田砂織 編集協力=石原輝美、黒木博子(smile editors)
Information
医師・医学博士。救命救急センターでの激務で体調を崩した経験から、健康を保つための予防医療の大切さを痛感。東京・銀座に「クリニックシュアー」を開設、皮膚の抗加齢治療や点滴療法、ナチュラルホルモン補充療法など、女性に心強い最新の抗加齢医学を実践。
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