不用品をお金にかえる賢い整理術! プロの鑑定士が教える“断捨離2.0”

#くらし   
不用品の整理、あなたはどうしていますか?


新年度が始まりましたが、新たな生活が始まるタイミングで不要なものが出てきた、という人も多いのではないでしょうか。不用品の処分方法は「捨てる」「売る」「あげる」の3つの選択肢がありますが、そのなかでも昨今「メルカリ」などスマホから誰でも簡単に物品を売り買いできるフリマアプリを利用する人が増えてきているようです。

せっかく売るのならなるべく高い金額で買い取ってもらいたいですし、買い取る側もできるだけ良い状態のものを受け取りたいですよね。今回は、宝飾・服飾品の買取ECショップを運営し、プロの鑑定士を抱えるラウンジデザイナーズ株式会社の代表・杉兼太朗さんから、“断捨離2.0”を教えてもらいました。

“断捨離2.0”とは、不要なものの価値を高め、適切な人に品物を引き継ぐことでお金に換える新しい断捨離術のこと。買い取り金額をUPさせるためにできることと、品物が売れやすくなるマル秘撮影テクニック、フリマアプリのメリット・デメリットをご紹介していきます。

買い取り金額をUPの復活術


まずは、売り物の価値を高める代表的な復活テクニックを3つご紹介します。

【写真を見る】スウェード生地の靴の磨き方


スウェード靴のBefore


スウェード靴のAfter


【汚れが目立ちやすいスウェード生地の靴】買い取り額:約1000円UP!?

消しカスがまとまって出るプラスチックタイプの消しゴムで、スウェード生地の汚れ部分を優しく擦ります。このとき強く擦りすぎないように注意しましょう。長年蓄積された汚れがポロポロと出てきたら、シューズブラシを使って、表面に残った消しゴム跡を取り除きます。これで新品のときのような色を取り戻すことができます。

ビジネスシューズのBefore


ビジネスシューズのAfter


【春に買い替えることが多いビジネスシューズ】買い取り額:1000~5000円UP!?

つま先が剥がれてしまった革靴に、サラダ油をほんの少しだけ垂らします。そのあとに着なくなったTシャツの切れ端か専用の布を使用して革靴用クリームを塗りましょう。ツヤ感も増して、剥がれが目立たなくなります。

エメラルドを漬け込んでいるところ


漬け込んだあとのエメラルド


【昔はよく使っていたエメラルドのアクセサリー】買い取り額:約2倍にUP!?

小さいチャック付きのビニール袋(パケ)に、市販のベビーオイルを宝石が浸るくらい入れ、5分間エメラルドを漬けておきます。実は、ベビーオイルは光の屈折率がエメラルドと同じなんです。浸透させることによって輝きが蘇ります。高価な宝石を使ったアクセサリーがそういえば家の奥底に眠っていたな、と心当たりのある方は参考にしてみてくださいね。

売れるか売れないかは写真次第! 自宅でできるプロ顔負けの撮影テク


復活術で商品の価値を高めたら、キレイに写真を撮ってフリマアプリや宅配買取で思い出の品物を次の持ち主へ引き継ぎましょう。

 アルミホイルをレフ板代わりに!


●Point.1 明るさをプラスする

写真を撮る室内は案外暗いもの。質感や立体感を出すために明るさは大切です。プロであればレフ板という被写体に光を反射させる板を使用しますが、自宅にあるアルミホイルで代用しましょう。商品が大きくてアルミホイルでカバーしきれない場合は、白い板や壁を背景に使えば、品物に光が当たってキレイに見えます。

アイロンをかけるひと手間が売れるか売れないかを左右することに


●Point.2 形をキレイにみせる

帽子やバッグの場合は、中に丸めた紙を入れて立体感を。服などの衣類にはきちんとアイロンをかけてから撮影します。このようなちょっとした工夫が、売れるか売れないかの鍵に。

「三分割構図」を使って撮ってみよう


●Point.3 構図を考える

品物がより良く見える構図を考えて撮りましょう。たとえば、初心者にもおすすめなのが「三分割構図」。写真の構図として最もスタンダードな構図です。画面を縦と横に三分割し、その線が交わる位置に品物を置いて撮影します。対象のものの置く場所を変えるだけで、初心者でも上手に見える写真を撮ることができます。

実際どうなの!? フリマアプリのメリット・デメリット


若い女性を中心に流行しているフリマアプリですが、実際に利用するなら、どんなメリット・デメリットがあるのか気になりますよね。昔からある質屋などの買取業者と違いを比較してみましょう。

【手軽さ】

フリマアプリ:自分で写真撮影、出品、購入者とのやり取りなど、様々なネットでの作業が発生

買取業者:店舗に持って行くか、ネットで写真を送ればあとは待っているだけ

【実施費用】

フリマアプリ:商品の梱包や手数料、返送時の送料などが発生

買取業者:査定にかかる費用はほとんどが全て無料(店舗に行く場合は交通費のみ)

【速さ】

フリマアプリ:思い立ったら自宅ですぐに出品が可能。しかし、購入者との金額のやり取りがうまくいかずに長引くことも

買取業者:店舗では査定後すぐにお支払い。ネットでも金額に納得すればすぐに振り込まれる

【売れるもの】

フリマアプリ:どんなものでも買い取り可能

買取業者:会社によって買い取りできるものに違いあり。ほとんどは服やジュエリーなどを取り扱うことが多い

【売値】

フリマアプリ:自分の裁量で価格を設定できる

買取業者:プロが適正価格で判断するため希望の価格より下がることも。逆に本当に良い品物であればちゃんとした値段がつく

それぞれにメリット、デメリットがあるようです。何を重視するかで、どちらを利用するか使い分けてみても良さそうですね。

いかがでしたでしょうか。不用品を捨ててしまう前にいちど試してみては? ぜひ参考にしてみてくださいね。

監修:ラウンジデザイナーズ株式会社

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