“介護する側”も元気になれる!? 老老介護を支えるシニアヘルパーに注目

#くらし   

年齢を重ねると徐々に気になってくるのが介護問題。一昔前は子世代が親世代を介護するケースが主でしたが、現代ではシニアがシニアを介護する“老老介護”も増えているようです。

介護する側もパワーをもらえる老老介護


4月6日放送の「スーパーJチャンネル」では、老老介護に密着しました。84歳の女性をヘルパーとして支えている髙田美智子さんは74歳。腰椎を骨折して以来動けない女性の家に通って家事をしています。

髙田さんが所属する介護サービス会社のスタッフは、全国でおよそ3,000人ほど。そのうち約1/3が60歳以上です。彼女の同僚によると、シニアヘルパーは人生経験が豊富な上に、利用者への気づきもよく分かってくれるそう。

作業だけなら若い世代の方がスムーズにこなせるかもしれませんが、シニアヘルパーは“シニアならでは”のサービスができます。たとえば、利用者と気の置けない友達同士のような会話を楽しむこと。年齢が近いからこそできる「孫が卒業証書を見せに来てくれた話」などに花が咲きます。

また85歳の遊佐光男さんは、妻を13年も介護した経験を持つ現役ヘルパー。介護の大変さから人生のドン底を味わいましたが、妻が亡き後は67歳で介護スタッフに。豊富な経験を活かし、利用者を常に笑顔にするような介護を目指しているそうです。

シニアの気持ちが分かるのはやはりシニア。「自分たちもいずれ介護される側になる」という気持ちがあるため、利用者に心優しく応対できます。感謝されることでパワーをもらい、生きがいになっているという側面も。

老老介護についてSNSでは、「暗いイメージがあったけど、お互いが元気になることもあるんだね」「他人同士だからうまくいくこともあるのかも」「老いても生き生きと働けるってすごい!」といった声が。高齢化社会の介護問題を解決するには、シニアの力も必要なのかもしれませんね。

介護サービスの種類をチェック


番組で遊佐さんが言っていたように、家庭内のみで配偶者の介護を行うのはとても大変です。ここからは、困ったときに手助けしてくれる介護サービスの種類を見ていきましょう。

有料老人ホームを検索できる情報サイト「探しっくす」によると、介護サービスにはいくつか種類があるそう。中でも自己負担額を抑えやすいのが「デイサービス」。通所するタイプの介護サービスで、食事や入浴、機能訓練などを支援してもらえます。通っているうちに友達ができ、会話ややり取りを楽しむ利用者も。祖母がデイサービスに通うようになり、「まるで中高生みたいにキラキラしている」と感じる孫もいるようです。

家にいながら介護サービスを受けたい人は、家事や掃除をサポートしてもらえる「訪問介護」を利用すればOK。定期的に頼むこともできるので、家族の負担を減らす一助になります。他にも、短期間の宿泊を頼める「ショートステイ」や長期的にお世話を任せられる「老人ホーム」など、介護サービスはさまざま。

いつか起こりうる老老介護で共倒れにならないよう、必要なサービスを上手に利用できるとよいですね。

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