8年間フルーツだけで生きられた理由とは!? “〇〇しか食べない人たち”の栄養事情

#くらし   
フルーツしか食べない男の体内に研究者が驚愕!?


日本人の食卓には野菜や肉、魚、お米などが並び、小さい頃から「バランス良く食べなさい」と教えられます。しかし世界に目を向けると、“肉しか食べない人々”など日本の常識では考えられない食生活を送る人も。そこで今回は、様々な食生活の栄養状態に注目してみましょう。

フルーツしか食べない人の腸内環境


4月17日放送の「マツコの知らない世界」(TBS系)には、“8年間果実しか食べずに生きている男”中野瑞樹さんが登場しました。彼は自らを実験体としてフルーツ生活を行っているのですが、現状は健康に問題ない模様。一体彼の栄養状態はどのようになっているのでしょうか。

中野さんは「この2年間で変わったこと」について、「人類の進化に寄与する腸内環境になったっぽい」と発表。以前から大学と検査機関が中野の腸内環境を継続的に調査しているのですが、最近とある研究者が彼の腸内環境を見て驚愕。なんと空気中の窒素をタンパク質に変える“菌”が繁殖していたそうです。

この事実にマツコは「キモイ…」と絶句。ちなみに番組のテロップでは「研究段階のため確定した結果ではありません」と注釈されていました。

まだ研究段階とはいえ、中野さんの驚くべき腸内環境に視聴者からは「果物しか食べないのによく平気だなって思ってたら、そんな菌がいたとは…」「そんなことってあるのか?」「体が環境に適応したってこと?」「人間ってすごいな」といった声が。今後の研究にも注目が集まっています。

野菜をほとんど食べないイヌイットの食生活


【写真】肉食中心のイヌイットは必要な栄養をどう摂っている?


ところで“フルーツしか食べない人”以外にも、野菜しか食べない“ヴィーガン”と呼ばれる人々や、環境的に肉中心の食生活を送っている“イヌイット”など、人間の食事の営みは多種多様。“日本の常識”からすると偏った食生活を送っているようにも見えますが、彼らの栄養状態も気になるところです。

例えば“イヌイット”が野菜をほとんど食べないで生活できるのは、肉の“生食”にあるという説も。東邦大学 医療センター 大森病院 東洋医学科の公式サイトでは、「イヌイットの食事というと、生肉を食べるというのが一般的な見方である。実際、彼らの伝統的な食生活では、生で獲物を食する割合が高かった。これは熱を加えると貴重なビタミンCが失われてしまうから」と、『食の世界地図』(文藝春秋)の文面が引用されています。

YouTubeチャンネル登録者数760万人超のソーシャルメディアグループ「AsapSCIENCE」は、「What If You Only Ate Meat?」という動画を公開。動画内ではイヌイットの伝統的な食生活が取り上げられ、動物の内臓や目、骨からビタミンAやビタミンCなどを摂取していたと紹介されていました。またイヌイットは、アミノ酸などをブドウ糖に変換する“糖新生”をより良く行うため、通常よりも大きな肝臓を持っているそうです。

確かに世界には様々な食文化がありますが、日本人がすぐに真似をするのは少々難しいのかもしれません。

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