パンケーキ1枚にダニ500匹!? この時期に気をつけたい「パンケーキシンドローム」

#くらし   
粉食品には無数のダニが潜んでいる可能性も?


蒸し暑くなってきたこの時期は、食品の管理にも注意が必要。うっかり常温で保管してしまうと、食中毒などの危険性も出てきます。しかし気をつけなければならないのは、食中毒だけではありません。キッチンで保管している粉食品には、無数の「ダニ」が潜んでいるかもしれないのです。

ダニによる恐ろしいアレルギー反応とは?


今年の7月に放送された「教えてもらう前と後」(TBS系)では、夏に大量発生すると言われているダニについて特集。ダニが原因で、最悪の場合は死に至るケースがあることを教えてくれました。以前パンケーキを食べていた子どもが突然苦しみはじめ、ついには呼吸困難に陥ってしまった事件があったそう。しかしこの原因はパンケーキではなく、ダニの混入にありました。

ダニに対してアレルギーのある人が、粉に侵入したダニを知らずに調理して食べるとアナフィラキシーショックを発症する恐れが。一般的に「パンケーキシンドローム」と呼ばれており、焼いていても症状が出るようです。

番組では、実際にどれくらいダニが入っているのかを調査。10軒の家庭から粉食品を回収し、研究所で調べました。まずは、食器棚の下で保管されていた開封後6カ月が経過したホットケーキの粉。1gの粉をとって検査してみると、約10匹のダニが確認できました。これをパンケーキに換算すると、1枚あたり500匹のダニを食べることになります。またシンクの下で保管された開封後1年以上のお好み焼き粉からは、約1万匹のダニを確認。そんな粉を使ってお好み焼きを作ってしまったら、一体どれほどのダニを食べるのか想像したくもありませんよね。

実は粉食品のパッケージには、ほとんどの場合「虫害を防ぐため袋口を閉め、密封容器に入れて冷蔵庫で保存してください」という注意書きが。各メーカーが推奨する方法を知らず、常温で保管する人は多いようです。

簡単にできる? 食品をダニから守る方法!


【写真】冷蔵庫で保管すればダニは生きられない!


やはり高温多湿な環境においてダニの繁殖を気にする人は少なくありません。ネット上では、「湿度だけは気にするようにしてる。布団や衣類のダニにも敏感なのに、食品にも混入するなんて考えられない」「今年は蚊よりダニに噛まれてる気がするな。家の中のことだし、対策が必要だわ」「繁殖したダニが食品に入り込むという事実を知ってショックを受けた」といった声が続出していました。

都市居住環境研究所の吉川翠先生は、「たけしの家庭の医学」の関連サイト「コミコミクリニック」で「家庭でできるダニ退治法(食品編)」を解説しています。家の中に生息しているダニは湿度に影響されやすく、湿度を50%以下に保つと多くは死滅するのだとか。また吉川先生も、食品をダニから守る方法は開封した食品を冷蔵庫に入れることだと説明。冷蔵庫内の低温と乾燥状態では、ダニも繁殖できないようです。

アレルギーによって重大な事態の原因となりかねないダニ問題。この時期は特に対策をきっちりしておきましょう。

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